2007年 8月 2日 (木) 

       

■  〈新・アートの評判〉5 岩淵俊彦 プリン展

 友人K嬢は、洋野町で中学校の美術教師をしているのだが、最近まで体調を崩して仙台の病院に入院していた。彼女は、プリン同盟の主要メンバーでもある。

  さて、プリン同盟とは一体何か。

  はっきりとした定義を聞いたこともないが、プリンとアートにかかわるグループである。年に一度、プリンをモチーフにした作品のみの美術展「プリン展」を開いたり、かるた大会に集まったり、プリンをつくったり、食べたりするのが主な活動である。筆者の運営する銅版画工房は、同盟結成に大いに関与したことになっている。同盟員は世界各地に点在している。
  代表者である三河渉会長は、絵画や版画、立体、イラストレーションの発表などで活躍する一方で、ビール瓶の王冠を使ってプリンの絵柄のバッヂを作ったりもしている。

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  K嬢は、時折こっそり病院を脱出して盛岡を訪れ、プリンバッヂを大量に購入していたようである。

  まず看護師さんが、病室のバッヂに気付いて「あ、かわいい」などといって欲しがる。そして徐々にドクターに流行し、ずいぶんと多くの人が白衣にプリンバッヂをつけているという話である。プリンの院内感染である。教授を中心にしてプリンバッヂ付きの白衣をひるがえして、病院の廊下をぞろぞろ歩くさまは、まさに「黄色い巨塔」である。このようにしてプリン同盟は、じわじわと世間に浸透しつつある。

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  ことしも7月30日から2週間、クラムボンを会場にしてプリン展が開催されている。秋には花巻市東和町にも巡回する予定になっている。

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