■ 〈目に飛び込んできた中国〜日中友好の翼訪中団同行記〉2 泉山圭記者 市民生活
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早朝の公園で社交ダンスを楽しむ市民
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たくさんの品物を所狭しと並べる市場内の調味料店 |
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必需品となった車に代わり、市民の高根の花となっているのはマンション。中国ではこれまで住宅分配制度で、会社が雇用者に住宅を与えなければならなかったが、96年に同制度が廃止。労働者は自分で部屋を借りなければならなくなった。北京市内には多くのマンションが建っているが、1平方メートルあたり2万元(日本円で約34万円)と一般市民には高額。郊外に建ち並ぶマンションは値段も1平方メートルあたり8千元(同約13万6千円)と市内に比べ安くなっている。
市内のマンションを買い求めるのは市民に限らない。海外や中国全土から購入希望が舞い込む。高額にもかかわらず、建てれば途端に売れてしまう状態で、北京で今一番もうかっている職業が不動産業者という。
都市部と農村部での貧富の格差は依然として大きいが、全体的に昔よりは生活レベルは向上しているという。それに伴い、食べるのに一生懸命の時代から都市部では飽食の時代に移ってきている。
市民は健康を第一に考え、長生きするため朝夕に近くの公園で健康づくりに励む。市内の公園は定期券があれば1カ月10元ほどで入園できるほか、路上などでも太極拳や扇子やボールを使った体操に汗を流す高齢者の姿が多く見られる。そんな中で今、人気なのが社交ダンス。講師を前に音楽をかけゆっくりと体を動かす動作が受けているのだろうか。夜の9時すぎでも集まって踊っている人たちがいるほどだ。
食生活も健康に気を使う人が増え、変化してきている。肉や魚よりも野菜を中心にとる人が多く、お茶もウーロン茶、ジャスミン茶などが好まれていたが、現在はプーアル茶など少しでも体にいい発酵茶を飲む傾向にあるという。
中国では食材の多さにも驚かされる。主食がごはんの日本に対し、中国は小麦粉で作った麺(めん)が主食のところが多く、食卓に並ぶ野菜もさまざまな種類と料理法で地域によってもまた異なる。
そうした市民の食卓を預かるのが市場。北京市内の三源里菜市場は横長に設けられた屋内の両側にさまざまな店舗約200店が出店され、品物が所狭しと並べられていた。青果店、精肉店、鮮魚店、漢方薬店、調味料の店、乾物店、総菜店と、ここ1カ所で買い物が済むようになっている。
北京市内には日本のようにスーパーもあり、高所得者は市場よりもこちらを利用する場合が多いという。また中には、肉や魚といった食材はスーパーで買い求め、野菜や調味料などは市場を利用するといった具合にうまく使い分けている家庭もある。
朝5時ころから開いている露店の朝市もあるが、たいていの市民が市場で買い物をする。衛生的にはスーパーより多少おちるが、豚肉が2キロで500円ほどと値段も比較的安価で、野菜などは郊外でその日の朝採れたものを荷車に積んで運んでくるため、鮮度もよい。こうした市場が市内に点在している。
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