2007年 8月 6日 (月) 

       

■  達増知事インタビュー 医師不足問題を痛感

 危機を希望に変えると訴えて県民の負託を受けて知事選に初当選し、4月末に就任した達増知事。盛岡タイムス社は就任3カ月の達増知事にインタビューした。達増知事は就任後、さらに医師不足問題の根深さを感じており、08年度予算編成でも医師定着を図る観点で奨学金制度を整備する考えを明らかにした。盛岡市との関係については「うまいパートナーシップを築いてやっていければ」と述べ、自立の中でも相互連携が必要との見解を示した。(インタビューの詳報は4面)

     
  就任3カ月を経てインタビューに答える達増知事  
 
就任3カ月を経てインタビューに答える達増知事
 
  県庁に入ってから浮かび上がった県政課題について、達増知事は「医師不足の問題は根が深いなと思った。就任前に大変だと思っていた以上」と痛感。県の施策として6月補正に計上した岩手医大の定員増に対する関係予算のほか「来年度予算に向けて、岩手に医師が定着していくような奨学金の新しい仕組みを含めて、制度を整備するのが今、最大の課題になっている」との認識を示した。

  危機を希望に変える一つとして県民が期待する県民所得の向上。マニフェストに掲げた新地域主義戦略とソフトパワー戦略を基本とし「6月補正予算で一歩踏み出したので来年度予算にさらに盛り込んでいきたい」と、推進の意欲をみせた。

  4広域振興圏の中で、中核市となる盛岡市を含む県央振興圏との県との関係については「ともすれば、政令都市は県とほとんど没交渉になって、ばらばらに施策をやったりする例が見受けられる」と指摘。

  その上で「盛岡市と岩手県は運命共同体的なところがある。制度上はそれぞれの市や町村が行政をしている。そのへんの一体的な連携を県が振興局を通じてコーディネートしていくような体制が望ましい」ととらえ「岩手県と盛岡市とうまいパートナーシップを築いてやっていければ」と述べた。

  議会と執行部との関係には「二元代表制の中で、それぞれがやるべきことをきちっとやっていけば基本的にはうまくいくと思っている。行政は議会にチェックされる側であり、緊張関係は必要なのかなと思う。基本はルールにのっとって、本会議中心に議会の中での質問に対する答弁を中心にしてやっていく」姿勢を示した。

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