朝のテレビアニメは、登校前の子供たちの楽しみ。イタリアでは、そのほとんどが日本製なので、わが家の娘たちも、くぎ付けです。古くはアルプスの少女ハイジ、ポケモン、タイガーマスク、セーラームーン、ドラえもん、と数えたら限がありません。最近になって「クレヨンしんちゃん」が登場。どれもイタリア語吹き替えです。
日本アニメの人気で、関連グッズも大流行。通学カバンにも、ピカチュー、ドラゴンボールの絵柄が目立ち、街のショーウインドーは、キティ商品のオンパレードです〔写真〕。
今や「日本」といえば「アニメ」。イタリアの子供たちは、アニメを通じて、日本の風景や障子・畳の生活スタイルなど、異文化を学んでいると言っても過言ではありません。
「遠い国日本」への興味は、学校の先生たちにも広がっています。長女ルチアの学校では、地理の授業に地震国日本の神話「ナマズと地震」のテキストが使われ、子供たちも興味津々だったと聞きました。
イタリアの国営放送は3つで、日本の民放のようにコマーシャル入り。女性キャスターの服装、話しぶりも個性的です。民放は8つ。どの局も5分、10分と番組がずれ込んだり、予告なしに突然違う番組が始まったりします。これもお国柄?
朝のアニメに対し、大人の人気番組は「風雲たけし城」。毎晩ゴールデンタイムに放映されているのですから驚きです。
最近のイタリア情報誌に「日本のテレビにもの申す」という東京に住むイタリア人の投稿記事がありました。「テレビのスイッチを入れると、品のない笑いに埋もれ、チャンネルを替えると、今度は誰かが、必ず何かを食べて『おいヒー!』と、口に物を入れたまま絶叫している。日本人は本当にこんな番組を楽しんでいるのでしょうか」。
テレビに夢中の子供たちを見て「笑いと娯楽」に無関心ではいられなくなりました。
(イタリア在住)
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