2007年 9月 2日 (日) 

       

■ 〈経済〉盛岡南部に初の葬祭会館 ふじさわが12月下旬に

 盛岡市材木町の葬祭業120年の老舗・ふじさわ(藤澤貢社長)は12月下旬、市西見前14地割の国道4号沿いに、葬祭会館・エヴァホール都南をオープンさせる。同社4番目の店舗で最大規模。盛岡南地区へは初進出で、県外大手の出店などを踏まえて新たな展開を図る。

 敷地面積は1843平方b。2階建ての鉄骨造り。床面積は670平方b。通夜・葬祭会場は3つで各会場100人まで収容。遺族利用の専用部屋のほか、宿泊部屋は3室。駐車は、約60台対応可能。既存店の1・5倍ほどの規模。

  同社では96年、本社隣接地に通夜専門の葬祭会館、エヴァホール材木町を開設。以来、青山3丁目にエヴァホール青山、高松2丁目にエヴァホール高松を出店し、通夜を中心に葬儀、法事などに活用できる地域密着型の葬祭施設を設置、運営してきた。

  10年ほど前までは市内での通夜のほとんどは自宅で行われていた。藤澤専務は「最近は6、7割は専門の通夜会場で行っている。自宅での通夜は喪主やその親族が弔問客にちゃんとした応対が困難になるほど大変になる。通夜のために家の中の急な掃除や片づけなどがある。また駐車場の問題もある。今後5年以内には市内の場合、ほとんど専門の通夜会場での利用になるのでは」とみている。

  同社では各地区で初出店してきた。同社出店後に他葬祭会社が相次いで出店し、競争が激化している。「店舗展開は当社として新業態。既に11年経過するが立地の良さなどもあり当社の長年の顧客に支えられ、活用されている。ただ、この間、1店舗だった葬祭場は20店舗ほどに増加し競争が激化した」と藤澤専務。

  これまでは各社とも、市内北側の地区での出店。「北上川から南は旧市内に比べ新興住宅地が多く、比較的若い層が多く住んでいる。もちろん高齢者もいるが。当社も含め新たな展開が必要な地区。当社がまたトップバッターとなるようだ」という。

  県外大手の葬儀会社の市内への進出も確定した。藤澤専務は「ここまで当社の社員らの知恵と力で店舗展開をしてきた。しかしこれから大変な時代を迎える。新店舗をどのように運営するか。連日、戦略を練っている。大手の資本力との戦いでない、当社独自の企画を出したい。老舗にあぐらをかいていられる時代でもない。地域のために何ができるかを考えたい。風は自分たちで起こさないと」と話す。

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