2007年 9月 3日 (月) 

       

■  サッカー天皇杯県予選 FCガンジュが初優勝

 第57回県サッカー選手権大会兼第87回天皇杯全日本選手権大会県予選(県サッカー協会など主催)は2日、盛岡市永井の盛岡南公園球技場で決勝が行われ、FCガンジュ岩手が富士大学を3対0で破り初優勝した。天皇杯の1回戦は16日、盛岡南公園球技場に埼玉代表を迎えて行われる。3回戦まで勝ち進めばJ2のチームと対戦でき、2010年のJリーグ昇格を目指すガンジュにとって実力試しの絶好の機会になる。

     
  試合開始わずか1分で先制ゴールを決めたMFの吉木  
 
試合開始わずか1分で先制ゴールを決めたMFの吉木
 
  ガンジュは8月19日の準決勝で、グルージャ盛岡を延長戦の末、4対3で破った。創部2年目にして初めての決勝進出を決めた。対する富士大は3年ぶり3度目の優勝を狙った。

  試合はガンジュのキックオフで始まった。前半1分、ゴール前中央に空いたスペースにMF吉木健一が走り込み、左サイドからのパスをもらった。フリーで放ったシュートがゴール左サイドを揺らした。吉木は「空いたスペースに走り、フリーになれた。落ち着いてコースを狙った」と試合後、振り返った。

  この先制点でガンジュに流れが来た。前半17分には左サイドからのコーナーキックにDF太田浩二がヘディングで合わせ2対0とした。

  2点差になってから富士大の攻撃の時間が多くなった。MFの斉藤乙は「安心感からか気持ちが守りに入ってしまった」という。斉藤は水戸ホーリーホックスで昨年までプレーしていたが今年、「サッカー人生の最後は地元に貢献したい」と完全移籍。チームの中盤で踏ん張りを効かせた。

  前半終盤には守りの裏に抜け出されてたまらず反則。PKを与えたが、この最大のピンチを主将のGK田中賢治がファインセーブで防いだ。「集中していた。応援団や選手みんなのこれまで頑張ってきた気持ちが乗り移った」と田中。

  後半に入ると運動量でまさる富士大が中盤を支配。FCガンジュも左サイドから切り崩しに掛かるが富士大の固い守りに攻めあぐねた。後半37分、交代出場したFWの佐々木康介がドリブルで敵陣に切り込み追加点を奪い勝ちを決定的なものにした。

  試合後、武藤真一監督は「中盤がうまく機能しない場面やミスもあったが、選手たちはよく頑張った。もう少しいい試合を観客に見せたかった。やりたいことの6割はできた」と反省の弁。

  「天皇杯では県のチャンピオンとして恥じないような試合をしたい。Jリーグを目指すチームとしてふさわしいこの県大会で優勝できたことをうれしく思う。県勢として初の初戦突破、3回戦のJリーグチームとの試合を目標に戦いたい」と意気込みを語った。

  本県代表として出場する第87回天皇杯全日本選手権大会は16日、初戦を同球場で埼玉代表の埼玉SCと対戦する。キックオフは午後1時。

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