2007年 9月 7日 (金)
■ 写真展「岩手山の表情」 中山大太郎さん
さまざまな岩手山の姿を写した写真展「岩手山の表情」を開催している中山大太郎さん
盛岡市在住の中山大太郎さん(68)は角度、時間、季節によってさまざまな表情を見せる岩手山の魅力を伝えた写真展「岩手山の表情」を10月31日まで、雫石町長山小松倉の網張ビジターセンターで開催している。
登山の際は常にカメラを持って行く中山さんが撮る写真には、平地から見た姿と異なることはもちろん、比較的岩手山に登る登山客でもあまり目にしたことがない風景も多い。
「八ツ目湿原から」、「御苗代湖からの鬼ケ城尾根」は水面に黄や赤に色づく木々が山を染める様子が映る9月下旬から10月上旬の季節を写した作品。「同じときに行ってもまったく紅葉していなかったりする」。1枚の写真のために長いときには2時間以上同じ場所で待つこともあるが、最も美しい瞬間を収める難しさが自然を写す楽しみでもある。
「山頂にて御来光」は大海原のように広がる雲の下から浮かび上がる朝日が昇ってくる様子を写した1枚。山頂から眼下に広がる雲海が岩手山の雄大さを感じさせる。
同じ山頂の景色でも夕闇の中に月が浮かぶ「山頂の月」、もやのかかった中で沈み行く夕日がまぶしい「山頂にて斜陽」など時間によって受ける印象は違う。
同じ角度から見た山頂の薬師岳を冬の厳しさ、残雪の残る春、晴れわたる空の下で緑が映える夏、赤く色づき始めた秋と春夏秋冬で写した4枚も岩手山の四季の魅力が伝わる。
登山歴50年以上の中山さんは年間に自らの年齢より多く山に登る。一緒に登る仲間とは「年々ハードになるね」と半分冗談で話しているが、山には自然と足を向かわせる魅力がある。
八甲田、鳥海山、槍ケ岳と日本各地の山へ出掛けるが、その中でも特に好きな山の一つが岩手山。「行く都度まったく違う山に登っている感じで、同じということはない」。今年も既に岩手山への登山は2けたを超した。
「本当は岩手山の表情というタイトルなので岩山や四十四田など遠くから岩手山の四季を撮ろうと思ったが、そういう景色は皆さん見ている。普段あまり目にしない場所から撮った景色にした」。
今回の写真展ではそんな普段知られていない岩手山の魅力を22点の写真で伝えたいという。
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