2007年 9月 12日 (水) 

       

■  玉沢氏が選管に訂正報告書 自民4区支部の領収書偽造で

 玉沢徳一郎衆議院議員が代表を務めていた衆議院自民党岩手県第4選挙区支部の領収書が偽造され03年度の政治資金収支報告書が作成された問題で、玉沢氏の事務所関係者が11日、県選管に報告書を訂正して提出し直した。計上された支出のうち盛岡市内の印刷会社が発行した領収書が改ざんされた7件の計255万8000円の支出を削除し、今回の問題発覚後に調査し発見した領収書に基づいて188万1519円の支出を追加した。差額の67万1281円について、玉沢氏の仲谷俊郎政策秘書は領収書など支出を証明するものがなかったとして、翌年度に繰り越ししたと説明した。

     
  訂正した政治資金収支報告書を提出する仲谷俊郎秘書(左)  
 
訂正した政治資金収支報告書を提出する仲谷俊郎秘書(左)
 
  同日は03年報告書の会計責任者だった仲谷政務秘書らが県選管を訪れ、03年以降の報告書について訂正して提出した。04、05年度は03年度の繰越金67万円余りを修正したもの。仲谷秘書は発覚した3枚の領収書を元に改ざんした7枚以外に、改ざんはなかったとしている。

  偽造問題が発覚したのは03年報告書に添付した政党ポスターや支部会報代などのただし書きがある同じ盛岡市内の印刷業者が発行した領収書のコピー10枚が対象で、このうち11月25日の日付になっている72万6600円、36万7500円、12万8100円は会社が発行したものと分かった。

  残る8月25日と9月25日、10月25日、11月25日の36万7500円4枚、10月25日の12万8100円、11月25日の12万8100円と82万6600円は領収書が書き換えられたものだった。今回の訂正で支出を削除した項目は明るみになっていたこの7件だけとなった。

  一方、今回の問題発覚を受けて事務所で調査した結果、発見された領収書の分は追加して支出に計上。経常経費の人件費や備品・消耗品、事務所費などが内容。削除と追加の差し引きで支出合計は訂正前の3559万8368円から3492万7087円になり、差額67万1281円が生じた。差額は翌年度への繰越額として処理。収支報告書上は支出しないで「ある」ことになり04年度以降の報告書も繰越額に反映させて訂正した。

  仲谷秘書は「基本的には印刷会社の領収書の本物、偽物を確認して修正手続きを取った。(これまでの報告書に支出として反映されていなかった)発見した領収書に基づいて修正した。(改ざんして計上した255万余の)全額を埋め合わせるような領収書は発見できなかった」と、説明。67万円余は支出を証明できる領収書などがなかったため生じた。

  仲谷秘書は誰が改ざんしたのかという問いに「作成に当たっては地元スタッフとわたしとの間で基本的なことを確認してその作業をやってくれと指示した。誰がと聞かれるが、会計責任者はわたし。地元に帰ってきてやるひまがないので地元のスタッフ、もちろん秘書も入ってやったとしか言いようがない」と話している。

  さらに「代議士と同様、わたしも責任を感じている。国民の皆さん申し訳ありません」として、いつでも秘書を辞める意向を玉沢氏に伝えているという。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします