2007年 9月 14日 (金) 

       

■  自転車が走りやすい道を エコ交通転換へ盛岡で社会実験

 「まちぐるみエコ交通転換社会実験」が盛岡市内で始まっている。同市中心部の下ノ橋町と内丸の東大通地内の市道2カ所で車線幅を狭め、路側帯を拡幅。自転車の走りやすい環境にすることで利用が増え、二酸化炭素削減や朝夕の交通混雑解消に効果があるか。道路利用者や沿線住民の聞き取りなどをする。11月10日まで行われる。

     
  社会実験が行われている盛岡市下ノ橋町地内(中津川左岸、下の橋側から11日撮影)  
 
社会実験が行われている盛岡市下ノ橋町地内(中津川左岸、下の橋側から11日撮影)
 
  実験は東北地方整備局が国、県、市、交通機関、市民団体で組織する〓減くるま〓でまちづくり実行委員会(玉山哲代表)に委託。事業費は800万円。11、12日に対象となる市道路側帯のライン引き直しなどを行った。

  下ノ橋町地内は南大通から下の橋までの延長170メートルの一方通行区間。4日実施した交通量調査で午前7時からの12時間に自動車6068台、自転車2751台が通行した。

  幅員が南大通側で6・8メートル(うち車道4・1メートル)、下の橋の交差点で8・8メートル(同4・9メートル)ある。路側帯は南西側が1・3〜1・5メートル、北東側が1・4〜2・4メートル。これを南西側1・9〜2・1メートル、北東側1・9〜3・7メートルに拡幅し、いずれも車道を3メートルにする。両脇の路側帯をえんじ色に塗装し、車線と路側帯の区別を明確にする。

  もう1本は東北銀行本店から内丸と大通1丁目のサンビル交差点までの延長280メートル。交通量は自動車4970台、自転車2343台。同じく一方通行区間。確保されている歩道に自転車が乗り入れないよう自転車が走行しやすように路側帯を拡幅する。

  サンビル交差点付近で両脇の歩道(南側5・5メートル、北側3・1メートル)を除く幅員9・1メートルの車線を変更。岩手公園側のパーキングチケット部分と車道の間に1メートルの自転車レーンを確保。右折レーンを狭め、商店街側の路側帯を1メートルから1・5メートルに拡幅する。

  岩手日報付近は歩道を除く幅員7メートルで車道を4・6メートルから3メートルに狭め、岩手公園側の路側帯を約2倍の2・5メートル、同社側は1・2メートルから1・5メートルにそれぞれ拡幅する。

  同実行委は期間中に歩行者、ドライバー、地域住民の各100人を対象に聞き取り調査を実施する。

  事務局の寺井良夫氏(邑計画事務所)は「自主事業として前年度はソフト面で啓発をした。今年度は道路空間の再配分について自動車から自転車、公共交通、徒歩に切り替わるか実際の道路で実験する。自動車交通を減らし、自転車の走行台数が増えればいい。ドライバーにとってもどの程度安全性が保てるか、自転車のマナーも見る」と話している。

  10月には大通のパーキングチケット10台分、裏道3カ所に駐輪帯を設け、歩道上に無秩序に駐輪する自転車の誘導、歩行者の歩行快適性を調査する。

  問い合わせは事務局の邑計画事務所(電話653−1058)へ。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします