2007年 10月 1日 (月) 

       

■  組み込みソフトの東北開発拠点に 自動車関連アイシン・コムクルーズが盛岡センター開所

 自動車用組み込みソフトウエアの開発などを業務とするアイシン・コムクルーズ(本社・愛知県名古屋市、上田政博社長)盛岡開発センターの開所式が9月30日、事業所の置かれる盛岡市盛岡駅西通2丁目のマリオス14階であった。センター長を含む8人体制で、1日スタートを切る。今後、地元を中心に採用して人材を増強。盛岡からの優れたソフトウエア開発を目指す。

 同社はアイシン精機などアイシン・グループが出資して今年2月に設立した新しい会社。トヨタ系企業で、高度な技術と高い信頼性が求められる自動車製品に組み込まれるソフトウエアを主体に開発し、アイシン・グループの製品開発の強化につなげていく。

  グループの技術拠点は同県刈谷市内にもあるが、就職に地元志向が強い時勢で優れた人材の獲得や、関東自動車が本県に進出していることなどから、新しい拠点として盛岡進出が決まった。盛岡開発センターは東北地区の活動拠点とした位置付けで、ITS(高度道路交通システム)分野での開発などを進める。

     
  神事で事業所の発展を祈念したアイシン・コムクルーズ盛岡開発センターの開所式  
 
神事で事業所の発展を祈念したアイシン・コムクルーズ盛岡開発センターの開所式
 
  開所式には、グループ企業のほか、県、谷藤裕明盛岡市長ら同市、岩手大学や県立大学、協力関係にあるアイ・シー・エスなどの関係者約40人が出席。神事で事業所の発展を祈念し、内覧会が行われた。上田社長は「岩手の皆様と一緒に仕事できることをうれしく思っている。開発環境を整え、盛岡の地で優れたソフトウエアを開発できるようにしたい」とあいさつし、協力を求めた。

  同センターは鎌田光晴センター長ら8人の体制でスタート。技術者6人のうち5人は地元出身で、刈谷市での技術経験を経て盛岡に戻り働く。上田社長は地元雇用に「どんどん採用していきたい。2、3年、刈谷で経験を積んで戻ってくるように採用して育てていきたい」と、岩手の人材獲得に意欲を示す。

  岩手大学、県立大学を抱える岩手に対して「優秀な人材がいると聞いている。一緒に仕事をしたくても、今までは刈谷に来てくださいと言わざるを得なかったが、ここに拠点を持つことにより地元で仕事をしたいという優秀な人材が来てくれるはず」と期待している。

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