盛岡商工会議所都南地域運営協議会(高橋善躬会長)は、盛岡ブランドの津志田芋を原材料とした焼酎の商品化にこぎつけた。今月中旬には盛岡市津志田の津志田芋生産者の野田青果物出荷組合(鈴木芳蔵組合長)から、津志田芋約1100キロが焼酎の原料として出荷される。商品名や価格などはこれからだが、さんさ踊りが始まる来年8月1日の発売を予定している。都南地区発信の新ブランドが地域経済の活性化に一役買いそうだ。
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津志田芋を抜く野田青果物出荷組合の鈴木芳蔵組合長 |
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同協議会は05年4月、同会議所と旧都南商工会との合併直後に発足。都南地区の活性化のため都南地区の会員ら21人がメンバーとなり、定期的に協議を重ねてきた。その中で盛岡ブランドの1つ津志田芋を原料とした焼酎の商品化への提案が出た。
県工業技術センターに試験醸造を依頼し試飲会を実施。地元酒造メーカーとの商品化検討や酒類卸会社への支援要請などを行った。同協議会では今年3月、盛岡商工会議所都南支所内に津志田芋焼酎商品化・販売等プロジェクトチームを設置。地元の酒造メーカーや酒類卸・小売関係者らを委員に委嘱して本格的な焼酎の製造・販売に向けた活動を開始した。
同支所の熊谷登紀夫支所長は「試飲会では芋の香りと甘みがあり、これなら十分に商品化が可能との声がほとんど。生産者からも協力してもらうことになった。ただ芋を原料とした焼酎造りには、そのための免許が必要で県内のメーカーは持っていない。そのため秋田県の酒造メーカーで生産してもらうことになった。これで商品化となる」と言う。
今月中旬に津志田芋を運び生産に取りかかる。年内に瓶詰を終える。アルコール度数は25度、720ミリで4千本を生産する予定。その後は販売元となる岩手酒類卸で保管し半年ほど寝かせてから販売を開始する計画。
中旬に出荷を控えた鈴木組合長は「津志田芋は藩政時代から食べられてきたサトイモ。秋の季節には欠かせない。当組合員19人は今回は頭芋という部分を原料として出荷する。2500本ほどになる。今年は雨もあり作柄が良い。わたしも試飲してみたが芋の香りがしておいしい。盛岡の活性化の役に立てれば」と話していた。
値段やデザイン、商品名、販売方法などはこれから詰める。
高橋会長は「都南地区の活性化に何が良いか検討してきた。ホールのあるホテル建設なども上がったが、盛岡ブランドの津志田芋での焼酎の商品化に落ち着いた。商品の販売は来年だから足かけ3年。里芋の焼酎は四国にあるので全国では2番目だが都南ブランドの第1号。都南から全国発信し地域の活性化につなげたい」と力を入れていた。 |