2007年 10月 4日 (木) 

       

■  〈校長室の窓から〉173 野口晃男 学習意欲を失っている子

 中学3年の女子です。夏休み以降、学習に意欲を失っているようです。どうしたらよいでしょうか。
  【相談】

  ▽夏休みのスケジュールが過密であったこともあって2学期になってだいぶ疲れた様子がみられた。

  ▽娘から、しばらくは勉強のことを言わないでほしいと言われたが、その後10日くらいすぎても一向に勉強する様子がみられなかった。

  ▽塾の先生に相談したところ、「もう少し待ってください、わたし(塾の先生)から話します」と言われた。

  ▽このままでよいものでしょうか。習い事のレッスンにも行っていない。

  ▽勉強の話をするとき、拒否はしないで聞いている。そうすると多くのことを説教してしまっている。

  ▽担任に勉強するように話してもらうのはどんなものでしょうか。

  【助言】

  夏休みにずいぶん頑張って応援や部活動にも取り組んだのでしょう。少しは休みたいという気持ちも理解できます。いまは自分の将来について模索している段階かもしれません。お母さんの話を嫌がらずに聞いているのは、これまでの親子関係がよほどよかったからだと推察されます。

  ただし今の状況では、単に「勉強しなさい」では子供の学習意欲を高めることは難しいと思います。

  今こそ、子供さんと「将来について話し合う時間」であろうと思います。

  「人生は、学校の勉強だけではないのです。ほかにもたくさん大事なことがあるんです」という考えに立ってみてはいかがでしょう。

  趣味、料理、掃除・洗濯、親せきの人の話、自分の育ってきた足跡、家族のこと、読書、音楽、いろいろなことを実践したり話題にしたりすることをお勧めします。

  親のストレートな「勉強しなさい」は、多くの場合、よい結果にはつながりません。

  担任にも、勉強させるための相談ではなく、今、家庭で頑張っていることを連絡する程度でよいでしょう。

  もちろん、担任がどのような指導をなさる方かによっても相談や連絡の仕方が違ってきます。

(盛岡市教育相談員)

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