2007年 10月 5日 (金) 

       

■  白梅110年の彩り 盛岡二高が記念に卒業生の特別展覧会

     
  深沢紅子氏の「緑陰」(29年、油彩)  
 
深沢紅子氏の「緑陰」(29年、油彩)
 
  盛岡二高の校舎落成並びに創立110周年記念「白梅特別展覧会」が5日から、盛岡市の深沢紅子野の花美術館とギャラリーおでっての2会場で開かれる。同窓生の深沢紅子氏(1919年卒)の作品のほか、現在活躍中の50代から90代までの11人の画家や書家の作品を展示する。

  野の花美術館の3階では紅子氏の油彩やリトグラフ、2階では画家の重石晃子さん(52年卒)と高橋和さん(54年卒)、書家の村里桃苑さん(50年卒)の作品が展示される。

  紅子氏の出展作品の中で2001年以来、6年ぶりの一般公開となるのは「緑陰」(29年、油彩)。26歳のときに描いた自画像で、二科会展の出品作。同校美術部が紅子氏の個展を開催した記念に、本人から同校に寄贈された作品で、現在は校長室に飾られている。

     
  重石晃子さんの「毛糸編む人」(07年、油彩)  
 
重石晃子さんの「毛糸編む人」(07年、油彩)
 
  紅子氏に師事した重石さんにとって「あの絵が二高にあったから、自分が絵描きになったと思う」というほど、大きな意味を持つ作品。重石さんが入学した当時、図書室に展示されていた同作品と出合い、その素晴らしさに衝撃を受けた。読書よりも絵を見るために図書室に通ったことを覚えている。

  紅子氏とは白梅会東京支部でも支部長と幹事の関係。常に後ろ姿を見てきたが「弟子としては先生と違った方向を目指した方がいいかな」と風景画を描いてきた。だが最近、約40年ぶりに人物画を再開。今展には今年の女流画家協会展に出品した「毛糸編む人」(07年、油彩)を出展する。

  ギャラリーおでってでは宮部北流、千田梅溪、永井幸子、湯澤翠香、島崎玉苑、佐渡谷小琴、佐々木麻里子、米谷易寿子の8氏の作品を展示する。

  深沢紅子野の花美術館は17日まで。午前10時から午後5時半(閉館は同6時、最終日は同4時)。9日と15日は休館。ギャラリーおでっては11日まで。午前9時から午後5時(最終日は同4時)まで。9日は休館。会期中の入館は無料。

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