2007年 10月 9日 (火) 

       

■  〈グラフ〉年長さんが鞍掛山登山

     
  森の中を一歩一歩進み、山頂をめざす園児たち  
 
森の中を一歩一歩進み、山頂をめざす園児たち
 
  滝沢村保育協会の巣子保育園(竹田喜美子園長)で4日、年長さくら組の園児21人が岩手山のふもとにある鞍掛山(標高897・1メートル)に初登山した。

  ミズナラやカエデなどの混合林が広がる登山道には、園児たちの元気な掛け声が響き渡り、行き交う一般登山者もいっぺんに疲れが吹き飛んだよう。笑顔のあいさつも飛び交った。往復約6キロの道のりを全員が踏破した。

  同保育園の鞍掛登山は初めて。園児たちはマーチングバンドの活動などで日ごろから体力を鍛えている。

  この日の登山には村山岳協会(角掛喜美夫会長)の角掛節生理事長、阿部定志事務局長ら7人の仲間が同行した。

  同日の朝は曇り空で雨が心配されたが、園児たちの願いが天まで届いたのか天候は回復。登山口の相の沢キャンプ場そばの駐車場で山岳会のメンバーと対面し、園児たちは「よろしくお願いします」とあいさつした。

  延長3キロの西側コースから登山開始。おにぎりや雨具の入ったリュックサックにはクマよけの鈴を装着。緩やかな登山道から急な上り坂へ。「よいしょ」「頑張れー」の掛け声が森に飛び交った。

     
  鞍掛山の山頂に登り、全員で雲間から望む岩手山を背景にバンザイ  
 
鞍掛山の山頂に登り、全員で雲間から望む岩手山を背景にバンザイ
 
  急斜面の階段や坂道には山岳会が事前に安全ロープを張って足元を確保した。頂上まで2時間のコースには2カ所に村内を見渡せる展望台が設けられている。この日はあいにくの曇り空で視界は悪かったが、休憩した園児たちは「ヤッホー」と大声で叫んでいた。

  山頂付近にたどり着くと木々の葉が紅く色づき始めていた。坂道を登って視界が開けると、園児たちは疲れが一気に吹き飛んだようで大喜びだった。

  山頂では岩手山が雲間から数分の間だけ望まれ全員で万歳した。園児たちは持ってきた、おにぎり2個を残さないで食べた。

  同行した角掛節生理事長は「このコースは1時間30分の道のりだが、保育園児の場合は2時間かかる。一番の注意はけがをしないで全員無事に踏破すること。その手助けをしたい」と話していた。

  竹田喜美子園長は「一生懸命に登ったあとの感動を体験させたいと思って初めて登山に挑戦した。山岳会の方たちの全面協力で実現した」と感謝していた。

  高橋寿一君(6)と橋本鈴音さん(5)の2人は「楽しかった。また登ってみたい」とおにぎりを食べながら話してくれた。

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