2007年 10月 11日 (木) 

       

■  〈お父さん絵本です〉179 岩橋淳 ぶーちゃんとおにいちゃん

 兄弟。わが家(8歳+5歳)では、べったり一緒にいるかと思えば、猛烈なケンカをして、そして気がつけば、またべったり。よく暑苦しくないもんだと思いますが、この最小単位の社会経験がいずれ、何かの役に立つんでしょう(か?)。さて今週の1冊は、わが家とは似ても似つかぬ(そりゃまぁイヌですから)兄弟の、ある1日のおはなしです。

     
   
     
  この兄弟、とにかく、仲がいい。…というよりは、弟のぶーちゃんが、おにいちゃんを慕って離れない模様。どこへでもついていき、同じことをする。ところが、実はおにいちゃん、自分の時間が欲しくて欲しくてたまりません。ついにガマンの限界が来て…?

  同じ作者による「バムとケロ」シリーズという人気作では、ポップな画風、画面狭しとぶちまけられたカラフルな雑貨や隠れキャラ、絵探しの楽しさが前面に出されていました。本作では、兄弟のコンビネーションがメーンテーマとして描かれていて、ストーリーに比重をかけた分、絵遊びはおとなしめ…、ただしこの作者にしては、です。やっぱり、1ページごとに詰め込まれた情報量は盛りだくさん。ゆっくり、のんびり、楽しんでください。

  【今週の絵本】『ぶーちゃんとおにいちゃん』島田ゆか/作、白泉社/刊、1260円(税込み)3歳〜(2004年)

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