2007年 10月 13日 (土) 

       

■ 〈美術〉うねりを伴い流れる何か 山本淑子さんが個展

     
  山本淑子さんと「Flow」  
 
山本淑子さんと「Flow」
 
  盛岡市の山本淑子さんの個展「Flow…キヲク」が13日まで、同市菜園2丁目のギャラリーラヴィで開かれている。同会場では3回目。絵画やインスタレーション、写真パネルなど8点を展示している。

  会場正面には120号のアクリル画「Flow」を2点、並べて展示。隣り合う壁面には、携帯電話のカメラで撮影した山や花などの1千枚の写真を次々に映写。焦点をわざと外すことで色のかたまりになった映像は会場の空気に溶け込み、見る側の視線を絵画へと導いていく。

  写真を35センチ四方の小さな画面に映し、絵画の中で描かれている大自然の流れ(flow)と対比。人工物の小さな世界に比べて、自然の偉大さを際立たせている。

  撮影は3年前に始めて以来、毎日欠かさずに続けているという。今回はその中から抜粋したが、その作業を通して「自分の感動、心に積み重ねてきた記憶」と出合った。その日常の「キヲク」は、勢いよく絵筆を走らせるエネルギーのもと。「小さな景色が広がって、会場にほんの少しでも自然の風が流れるといいな」と思っているという。

  午前11時から午後5時まで。

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