2007年 11月 8日 (木) 

       

■  傷負った看板、再起なるか 小沢代表の続投を了承

 民主党の小沢一郎代表は7日午後の党両院議員懇談会で「代表を続けさせていただき、最後の決戦に当たらせてほしい」と代表続投の意思を表明した。4日の辞任表明の会見から党内の慰留に続投で決着したが、国民の目に映った同党の混乱ぶりは、同党の今後に影響を与えるのは避けられない。

 小沢代表は午後4時半ごろから党本部での両院議員懇談会に出席し、混乱を招いたことを陳謝するとともに、4日の会見内容の趣旨を説明した。解散総選挙を勝利し政権交代を実現するため先頭に立つとし「本日、再スタートの第一歩とし衆議院選挙対策本部を立ち上げ衆参一体の態勢を確立したい」と語った。

  小沢代表は「この体にもう一度ムチを入れ、来たるべき総選挙に私の政治生命のすべてを懸け皆様とともに全力で戦い抜き、必ず勝利すると決意した」と続投を正式に表明。混乱の一因は説明不足だったとして「丁寧に説明すべきではなかったかと反省している」と語った。

  参議院選大勝利の瞬間から2つの思いが深くなったとし、第1に参議院選挙後の楽観的な考え方では勝利はおぼつかないという危機感を挙げた。第2には衆議院では依然として自民党が圧倒的多数が占め、参議院選のマニフェストの実現を総選挙での勝利まで国民に待ってもらえるかという思いと、2つの課題意識を説明。自民党の政策協議や「場合によっては」連立の一翼を担うことで今、主要政策を実現でき、総選挙の勝利の可能性が高まると考えたという。数人の議員から発言はあったが約30分で終了。その後、記者会見した。

  達増知事は懇談会での演説を聞き「大変素晴らしい演説で感動してしまった。続投は心の底から良かったと思っている。日本のこと、国民のこと、生活のことを真剣に考えて、それを実行、実現するために政治の世界でどういうことが必要かということをよく分かった人が二大政党の一翼を担う民主党のトップとして日本政治の大きな動きの中で一つの中心になっていくことは党だけのためでなく日本政治、日本全体のために良いことだと思う」と、続投にもろ手を挙げて歓迎した。

  民主党県連の佐々木順一幹事長は「小沢代表は国民の前に政治家としてのすべてを明らかにするとともに不退転の決意と覚悟を述べたことは、党員はもとより多くの国民の皆様の共感を得られたと思う。これを起点に民主党は進化した。いわば再起動である」と受け止める。

  しかしこの間の混乱が「党にマイナスの心配がないわけではない」とし「参院選で国民から負託を受けた政策について、政策協議などを通じて実行に移していくことで、今後、小沢代表の下で国民から理解と評価を受けることが大事。その先の政権交代に備えていかなければならない」と語った。

  自民党県連の千葉伝幹事長は「他党のことなのでコメントする立場にはないが、一般論として党首としての言動は重いはずなのに(この4日間は)いかがなものかと思っている。一連の動向は民主党のことかもしれないが、国民の目には何をやっているのかと受け止められたのではないか。自民党ももちろんだが政治をやっている人に対する不信感を深めたのではと心配している」と話している。

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