2007年 11月 8日 (木) 

       

■  〈北Gのライブトーク〉11 北島貞紀 アドリブの練習(日課その3)

 表題を見て「おやっ」と思った人がいるかもしれない。アドリブって練習するの?

  ハイ、練習します。即興演奏というけれども、その中で全く新しいフレーズが生まれる確立は10%にも満たないんです。じゃあ、何が即興なんだといわれそうなので説明します。

  たとえば、セッションといって全然知らないメンバーと、事前の打ち合わせなしにやることがあります。時には、知らない曲もあります。それでも音楽になるのは、どんな曲も、今までの経験則の範疇(はんちゅう)に入るからです。自分のアドリブパートにまわってくると、そのとき歌いたいフレーズをはめ込んでゆくのですが、そのフレーズのもち駒をどれだけたくさん持っているかが勝負になります。

  フレーズってなんだ?フレーズというのは、1小節とか2小節くらいに収まる短いメロディーのことだが、これをコード進行に合わせて練習しておかないと、とっさの時に出てこないわけです。

  囲碁や将棋の対局では、お互いが何千という定石を知っていて、幾通りかの定石から最善の手を選択するといいますが、そういう感覚に似ているかもしれない。棋士が定石を勉強するように、僕たちはフレーズの練習をするのです。

  なんか文章にすると、面倒くさくなるなぁ。要はこんな風に弾いたらかっこいいなぁというフレーズをコピーしたり、譜面になったものをスムーズに弾けるように練習することなんだけれど。

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