2007年 11月 11日 (日)
■ 「円天」被害者は県内に1000人 弁護団発足し初の説明会
エル・アンド・ジーの事件を被害者に説明する石橋弁護士
出資法違反に問われているエル・アンド・ジーの県内被害者を救済する弁護団が10日発足した。盛岡市の石橋乙秀弁護士を団長に県内10人の弁護士が加わり、県内に1千人とみられる被害者の救済に乗り出す。10日は同市中央通3丁目の県民生活センターで説明会が行われ、被害者約25人が参加。500万円以上の被害にあったお年寄りもいた。
エル・アンド・ジーは波和二代表が宗教的な手法で出資者を募り、「円天」という電子マネーのもうけ話でねずみ講的に会員を拡大し、出資金を棒に振る被害者を出して摘発された。出資法違反にとどまらず巨額の詐欺事件に発展する可能性が出ている。
説明会では石橋弁護士が「岩手では少なくとも1千人の被害者がいると考えられている。本人は刑事事件で逮捕されているが、これから全容が分かってくると思う。東京では破産の申し立てをして保全管理命令が出て財産が保全されている。これから破産手続きに移る。できるだけ財産を確保して被害者にできるだけ多く配当ができればいい」とあいさつした。「弁護士は10人で被害者が具体的になればもっと増やさなければならない」と述べ、県内の被害把握への協力を求めた。
エル・アンド・ジーは「GA」という上級会員が100人の会員を募って無限連鎖する利殖を行っていた。GAは県内に4人いることが分かっており、被害者は少なくとも400人、さらに潜在しているGAが募った数を含めると約1千人いるとみられている。
弁護団は「破産事件の場合は1%戻ってくればいいと言われる。500万円なら5万円しか戻ってこない。被害額は1千億円を超えると言われる。この商売でもうけた人が何人かいるので、その人たちからお金を取り戻せないか」などと説明し、GAを含めて法的措置を取り被害者に弁済させる方法を検討する。
説明会に参加した北上市の67歳の無職の女性は「525万9千円取られた。若いときから一生懸命ためてきたお金を3カ月でなくした。欲をたけてしまって1円も戻ってこない。戻してやるという人まで詐欺で、60万円取られて戻してくれなかった」と話し、人間不信をあらわにした。
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