2007年 12月 8日 (土) 

       

■ 滝沢村職員が料金納付装う改ざん 長期滞納者の収納率上げるため

 滝沢村で前上下水道課職員が03年7月から07年9月までの間、上下水道の長期滞納者を中心に未納額のデータをシステム上で納付したように改ざんしていたことが分かった。改ざんをしていたのは当時、未納者からの徴収業務に携わっていた30代の男性職員。今年9月に現在の担当者が使用年月と納付年月が合わないリストを発見し、改ざんに気づいた。

 男性職員は02年から06年まで同課で料金関係の業務に従事。実際は長期滞納者から徴収していない未納額をパソコンのシステム上で納付したように装っていた。

  データ改ざんの発覚を恐れ、他部局へ異動した後も、合い鍵などを使用して水道庁舎に立ち入り、07年9月まで複数回にわたってデータを改ざん。3カ月以上の滞納者に「水道給水停止執行通知書」が発送されないように対象者リストも削除していた。滞納者にはデータ改ざん後も納付書は発送されていたという。

  現在までの調査で水道料金815件(353万2013円)、下水道使用料413件(85万6816円)の改ざんが明らかになっている。今後、過去5年間分にあたる約95万件のデータを再度確認調査する。

  改ざんの原因について男性職員は「2004年度より長期の未納者から徴収する業務を行うことになったが、滞納が増加し成果が上がらなかったことからプレッシャーとなり改ざんを続けるようになった」と話しているという。

  同課では料金徴収に当たってノルマなどはなかったが、上司から徴収状況を尋ねることはあったという。

  5年間にわたってデータ改ざんが発覚しなかった背景には、会計システムと料金システムの未納額をリストを用いて照らし合わせるなどの作業を行っていなかったというチェック体制の甘さもある。

  村では今後の防止対策について▽収納簿と伝票処理を突き合わせするに当たって、担当者相互のチェック体制を強化し再発防止を図る▽帳票管理責任の所在を明確にする▽会計システムと料金システムの更新を控え、両システムの見直し−などを考えている。

  竹鼻則雄上下水道部長は議員全員協議会で「村民に多大なご迷惑をかけ、責任の重大さを感じている。村の信用を失墜させたことに深くおわび申し上げる。現在不適正な事務処理について改ざんしたとされる金額を確定するため詳細に調査している。今後このようなことがないよう一層チェック体制を強化したい」と話した。

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