2007年 12月 11日 (火) 

       

■  〈グラフ〉名士の名演に場内爆笑 第13回盛岡文士劇公演

     
  魚屋の大磯勝治(大塚富夫IBC岩手放送アナウンサー)と女房の大磯トメ(畑中美耶子パネット代表・アナウンサー)との名コンビぶり。何やら火鉢の裏側にセリフが…「八幡町出世横丁」  
 
魚屋の大磯勝治(大塚富夫IBC岩手放送アナウンサー)と女房の大磯トメ(畑中美耶子パネット代表・アナウンサー)との名コンビぶり。何やら火鉢の裏側にセリフが…「八幡町出世横丁」
 
  師走、恒例の盛岡文士劇(同実行委員会主催)は1日と2日、盛岡市松尾町の盛岡劇場で計3回公演があった。

  盛岡出身の著名な作家や地元テレビ局のアナウンサー、脚本家ら各界の名士たちが出演し、名演技とハプニングで満席の観客を沸(わ)かせた。

  95年(平成7年)の復活公演以来、13回目になる。第1部は現代物。盛岡版「芝浜〜八幡町出世横丁」(脚本は藤原正教、演出・小野寺瑞穂)。第2部は実行委員会のメンバーによる「口上」。第3部は時代物「丹下左膳」(脚本は道又力、演出・浅沼久)の3部構成。

  盛岡版「芝浜」。八幡町の魚屋に大酒飲みの勝治と女房トメに一人娘の洋子がいた。その娘を嫁に出したいが蓄えも少ない。洋子を嫁に欲しい仕立屋の一人息子一郎は優柔不断な性格から結婚話はさっぱり。

  トメから「このままでは年の瀬を迎えられない」と尻をたたかれ、魚の仕入れに向かう途中で思わぬ大金を拾う勝治。ところが大喜びで酒を飲んで寝てしまうというストーリー。

  大塚富夫、畑中美耶子両ベテランアナウンサーの名コンビぶりに観客は大爆笑だった。

     
  女優の藤田弓子さんをゲストに迎えて、意気のあった役を演じる丹下左膳(高橋克彦)  
 
女優の藤田弓子さんをゲストに迎えて、意気のあった役を演じる丹下左膳(高橋克彦)
 
  おなじみの「丹下左膳」には、女優の藤田弓子さんがゲスト出演した。片目片腕ながら剣をとっては無双の達人。武士の横暴を憎み、名もなき庶民の側に立つ丹下左膳。

  事件は日光東照宮の大修理を柳生対馬守に命じられたことから始まる。ばく大な造営費に充てるために百万両を封じた秘密の壷を探す対馬守。

  その財宝をめぐり柳生対馬守、弟の源三郎、丹下左膳による三つどもえの争奪戦が繰り広げられる。壮絶な立ち回りが見物だった。

  作家の高橋克彦さんと斎藤純さんとのコンビ。徳川吉宗役の谷藤裕明盛岡市長は張りのある声で堂々たる演技ぶりだった。

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