盛岡市の不動産業のサウス・ウイング(小瀬川芳彦社長)と寿広(北田泰社長)は今月から、滝沢村の室小路土地区画整理地と耳取地区の85区画、約2万平方メートルを「グランブール室小路」として宅地販売する。サウス・ウイングが旧盛岡市農協所有地を取得、寿広と合同で宅地販売事業部を設置する。坪単価は農協の評価の3分の2程度になるという。
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滝沢村室小路地区(今年3月撮影) |
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業者側は負債を清算した形で取得するため、分譲地の購入者に団地負担金や賦課金は発生しない。ただし、土地の正式な登記は区画整理事業が完了した時点になる。同社によると2010年3月を見込んでいる。その際に発生する清算金は購入者が支払う必要はない。
同社が取得したのは室小路75区画と、隣接する耳取地区10区画の計85区画。1区画は178平方メートルから334平方メートルの広さで、677万円から1247万円の価格を設定した。現地は区画整理により上下水道、ガス、電力が整備済み。
サウス社によると、当初、旧市農協が設定していた坪単価は平均18万円程度だが、周辺で予定されている開発地の販売予定額と比べて高いため、販売戦略上、平均で坪12万円程度まで大幅に引き下げたという。市農協から土地を一括購入したことで可能になった金額という。
サウス・ウイングの小瀬川社長は「完成宅地で上下水道が入っているのでそのまま建てられる。仮換地、保留地とも賦課金は発生しない。農協のころは坪18万円前後だったのを12万円台の価格帯で提供する」と話す。
多額の累積債務を抱えていた盛岡市農協は岩手中央農協との合併に際して負債を整理するため、室小路土地区画整理地内に取得していた宅地を5月の合併までに売却した。
小瀬川社長は「本来は市農協が自分たちで売りたいと思っていた土地だが、それを持っていると岩手中央農協と合併できないために買い取り要請があった。区画区分などはすべて市農協が計画したもので、それをわれわれが代わりに売るということになる。社としては寿広と持ち分を共有して販売体制を強化し、事業を円滑に進めるためJVで販売する」と話している。
盛岡市と隣接した地域で大型店、ドラッグストア、コンビニなどの利便性が高いという。
問い合わせはサウス・ウイング室小路宅地販売事業部(電話626−0402)。 |