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消火作業中の火元の続き長屋 |
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17日午前10時分ころ、盛岡市南大通1丁目で火災があり、6世帯を全焼して午後0時24分鎮圧した。現場は盛岡劇場の目の前の、マンションの谷間に古い飲食店が密集する一帯。消火活動のため盛岡バスセンターの交差点まで封鎖され、河南地区の交通は午前中いっぱい混乱した。炎と煙は一時数十メートルの高さまで上がり、一気に燃え広がった。消防車20台、消防80人が出動。死傷者はなかった。原因は調査中。
盛岡東署の調べによると全焼したのは同市南大通1の12の9の無職、菅原昭孝さん(76)宅で、続き長屋の鮨ほそ川=佐藤晴夫さん(63)経営=、タザワ画房=田沢進さん(64)経営=に類焼。さらに長屋の背後にある瀬川家具工芸=瀬川昌之さん(55)経営=の作業場に類焼した。隣接する同市南大通1の12の4のバー藤=藤本貴恵さん(67)経営=、バー花城=調査中=に類焼し、計6世帯を全焼した。
正確な焼失面積は調査中だが、火元とみられる菅原さん宅は30平方メートル、鮨ほそ川は2階建て店舗30平方メートル、タザワ画房は2階建て自宅兼店舗30平方メートル、瀬川家具工芸は2階建て作業場58平方メートルと資材置き場6・5平方メートル。バー藤とバー花城はそれぞれ20平方メートルを全焼した。全体では200平方メートルを超える。
同市南大通1の12の4飲食店いずみ=舘沢ミツさん(71)経営=の1、2階の窓ガラスが破損、隣接する女鹿接骨院と南側マンションの壁を焦がした。
最初の発見者は付近にある盛岡劇場の職員で、午前10時過ぎに外に出てみると表通りに煙が上がっていたという。発見後すぐ通報した。
職員は「あっという間に窓の割れる音や破裂する音が聞こえて、あっという間に燃え広がった。消防車が来る間の5分か10分くらいの間だった」と話し、炎の怖さを目の当たりにした。
火の手におわれて2階に取り残され、地面に飛び降りて避難した人もいた。画房や家具店など可燃物を扱うことが多い業者が隣接しており、火の手が強まってさらに類焼が心配されたため、懸命の消火活動が行われた。
駐車場越しに隣接する千葉長商店では電話線が不通になったため、携帯電話で連絡を取り、敷地の安全確保に努めた。
「10時15分ころに火事に気づいて開けてみたらもうもうと煙が出ていた。バンバンと破裂するような音がした。お客さんの月決めの車があったので大変だった」と話し、近所の人たちと不安そうに見守っていた。
盛岡劇場では来館者に館外での火災を知らせ、施設の安全を確認して落ち着かせることに努めたという。 |