2008年 2月 11日 (月)
■ 本県鉄器、漆器、使いやすさの新提案 東京で展示会
岩手の工芸品を新たなデザインで開発した商品などを展示する初の「いわて発・ユニバーサルデザインクラフト展」が13日から17日まで、東京の表参道のアートスペース表参道ブーケ&プレゼンツで開かれる。国内最大のマーケットで展示し、一般消費者への周知とデパート、インテリアショップのバイヤーへの関心を高め、販路拡大を目指す。主催は、同展実行委員会(会長・岩清水晃岩鋳社長)。
13日から東京で展示予定のいわてユニバーサルデザインクラフト
展示予定のクラフトは南部鉄器、浄法寺漆器、大野木工、磁器など約70点。県工業技術センター(斎藤紘一理事長)と岩鋳や南部鉄器販売など地場の工芸品メーカーや公社などで共同開発した新デザインのクラフトなど。
01年からUD(ユニバーサルデザイン)開発技術普及推進事業として着手。県内の伝統工芸品を中心とし生活用品を暮らしの中で、誰にでも使いやすいUD商品の開発を目指した。
現代生活に受け入れられ、小さな子供や高齢者でもやさしく使用できるデザイン。伝統より機能性を重視しながらも生産性の配慮したデザインなどをコンセプトに、同センターのデザイン担当者や各工房の技術者らが共同で取り組み商品化。いわてUDクラフトの商標登録もした。
今回展示予定の南部鉄器には伝統的な製品にある「あられ」を除去。取っ手を大胆に角形にしたり、注ぎ口を鉄器の底まで伸ばし、持ちやすさと注ぎやすさを重視しシンプルなデザインに仕上げた。
漆器ではスプーンですくいやすい形状の椀(わん)、高台に指を入りやすくし滑りにくい飯椀などを並べる。
同センター企画デザイン部の小林正信主任専門研究員は「長い間の伝統を踏まえながら新たなニーズに対応することに力を入れた。一般の利用者のニーズと実際に製造する技術者との調整などが必要だった。使いやすさと製造しやすさの折り合いも。新たな岩手ブランドとなるはず」と自信を見せる。
同センター企画部所属の中小企業診断士、阿部博氏は「初の展示会。いわてUDクラフトを最大の消費地に浸透させる機会。多くの都民やバイヤーに来場してもらい、その良さを知ってもらいたい。次につなげるよう頑張りたい」と話していた。
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