表紙のホネは、上の方の頭蓋(ずがい)骨がスッポン、下の方が豚の足、すなわちトンソクですね。今週の1冊は、陸海空に生息する動物のホネ、全身骨格が次々登場の、写真絵本です。
まず本文冒頭に、ヘビの全身骨格。どこまでが胴でどこからがシッポか、さらに頭がい骨のアップから「誰か」を問いかけるクイズ形式(次ページにカメの骨格)と、こどもたちの好奇心をグイグイ引っ張る導入で始まります。ウサギのシッポは思いのほか長いものだとか、同じ鳥でもペンギンやミミズクやキウイでは、その生態によって造りがまったく違うとか、極め付きはオチンチンのホネ(!)比べ…、大人が見てもホウ、ヘェと感心させられるものばかり。巻末には解説を兼ねたおまけページもあって、読み応え十分。
監修を務める西澤さんは、大阪市立自然史博物館を拠点に「なにわホネホネ団」を主宰する才媛。「ホネホネ団」とは、文字通り老若男女、動物好きが集う人気サークルで、日夜、採集(故あって昇天)した大小さまざまな動物の個体の皮をはぎ、肉をこそげては骨格標本を作っているとのこと。メンバーは10代女性が多いんですって。
【今週の絵本】『ホネホネたんけんたい』西澤真樹子/監修・解説、大西成明/写真、松田素子/文、アリス館/刊、1575円(税込み)8歳〜(2008年) |