2008年 2月 15日 (金) 

       

■  広域連携協議で盛岡地域の5首長が初懇談 8市町村に枠組みを拡大へ

     
  懇談する谷藤裕明盛岡市長、藤原孝紫波町長、中屋敷十雫石町長、柳村典秀滝沢村長、川村光朗矢巾町長(写真中央奥から時計回りで)  
 
懇談する谷藤裕明盛岡市長、藤原孝紫波町長、中屋敷十雫石町長、柳村典秀滝沢村長、川村光朗矢巾町長(写真中央奥から時計回りで)
 
  広域連携にかかる盛岡地域5市町村長の懇談は14日、盛岡市内で開かれた。昨年12月から4回の事務検討会議で8項目の広域連携についてまとめた中間報告を踏まえ、今後の進め方などを協議したが、町村長からは八幡平市などを含む盛岡広域生活圏の枠組みを望む声が相次いだ。これにより谷藤裕明盛岡市長から岩手町、葛巻町を含む8市町村長に改めて懇談を呼びかけることを決めた。盛岡市は年度内に開催したい考え。

 同日は5市町村の首長全員が顔をそろえ非公開で行われた。約1時間の会議後、谷藤市長が取材に応じた。

  谷藤市長は「それぞれ違った視点があり、いろいろな取り組みをした方がいいとの提言があった。それが3市町(八幡平、岩手、葛巻)からも出てくるのではないかとのことで、状況ごとに広く呼びかけるべきとの話をもらった。わたしから声をかけ、一緒にやっていける課題があれば8市町村で力を合わせてやっていくべきということになった」と話し合いの結論を話した。

  8市町村の枠組みの展開として「観光はもちろん、産業関係の企業誘致も含め盛岡広域の中での労働力は人口集積するとかなりになる。労働力確保や水資源などいろいろ考えていくと有効な場所が広域内にある。どこに立地しようとも勤務地は道路網が整備されてきているし、一体として考えていくべきとの大きなテーマもある」と考えを述べた。

  「どこまでを広域ととらえるかとの話もあった。あまり堅苦しくせず、首長同士集まってざっくばらんに必要に応じて開催すればいいとの話も出た。まず呼びかけをさせてもらう。現実にさまざまな課題があるのはお互い分かっている。そういうことでこれから進めさせてもらう」と谷藤市長は述べた。

  藤原孝紫波町長は取材に対し「今も4町村で人事交流をしている。枠組みが5つか8つか、3つか4つかは課題別でいいではないかと伝えた」と話していた。

  中屋敷十雫石町長も「共通課題をやっていくのはいいこと。個々の課題ごとに市町村の考えの濃淡はあり、ケースバイケースでやっていくことだと思う。谷藤市長をリーダーにしていこうということで了解した。ただし組織とか規約をつくるのではなくて」と説明した。

  これまで計4回の事務検討会議では、5市町村が提示した共通課題16項目のうち各種証明書の相互発行・広域交付や2巡目国体主会場の盛岡広域圏誘致にかかる連携など6項目を連携テーマに選定、ほか2項目は既存の組織による検討事項に分類。これで中間まとめとした。

  そのうえで5市町村の首長レベルで町村側から提案された8市町村の枠組みによる検討の是非、それを踏まえた今後の進め方を同日の懇談で話し合うことになっていた。

  谷藤市長は昨年8月の市長選で、5市町村の枠組みによる広域連携組織の設置を今年度内に呼びかけることを公約に掲げた。事務検討会議はその前段階に位置付けられている。市は8日の事務検討会議で、首長レベルの連携組織設置を見据えた検討であると各町村担当者に伝えている。

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