2008年 2月 19日 (火) 

       

■  2008年度盛岡市一般会計当初予算は952億8000万円 苦心の0.9%増

 盛岡市は18日、08年度当初予算の概要を発表した。一般会計は総額952億8千万円で07年度当初と比較して8億5千万円、0・9%の増となった。旧玉山村との合併に伴い予算規模が拡大した06年度を除けば4年ぶりの対前年度比の増。合併効果額は約7億3200万円と前年度の3分の1以下となったが、中核市移行に伴う5億6千万円の効果額を計上する。重点配分施策の工業、観光物産の振興、公園・街路樹確保に重点化したほか、雇用対策や「子どもの安全対策」事業にも優先配分した。最終調整を経て市議会3月定例会に提案する。(8面に主要事業)

 財政事情は依然厳しく、限られた財源の中で総合計画と新市建設計画の推進へ行政評価システムを活用した施策別予算配分方式を実施した。

  歳入では国の地方交付税総額の増加などで地方交付税と臨時財政対策債の増額が見込まれる。特に中核市移行では県からの権限移譲による事務事業実施の支出が14億6千万円増え、これに対する基準財政需要額が20億2700万円増えて差額の5億6千万円が手当てされる。

  一方で厳しい財政は依然変わらないとして主要3基金のうち財政調整基金から1億1500万円を取り崩し、必要な財源確保を図る。財調残高は1月時点で19億5千万円で、主要3基金の積み立て総額は23億5千万円を見込む。

  合併効果額の内訳は、地方交付税の合併補正で4億1100万円(前年度当初5億6700万円)、合併特例債は5事業(同9事業)に2億1600万円(同18億5300万円)、その他国、県補助金などが1億500万円(同1億3100万円)となっている。

  歳出では、総合計画41施策のうち重点施策3点は枠配分額に対して工業の振興4%、観光物産振興2・5%、公園・街路樹確保1%をそれぞれ増額する。新規事業は80事業あり、前年度当初より17事業増えた。

  主要事業は、県立大に市まちづくり研究所を設置し、政策立案機能強化などを図る大学機関と連携したシンクタンク事業に350万円を計上。これにより「もりおか夢100年シンクタンク事業」は終了する。10月開催の全国朝市サミットinもりおかに伴う事業費1145万円もある。

  妊婦健康診査を現行の2回から6回に拡充するため前年度に4182万円を追加して9222万円とした。09年度民営化されるなかの保育園整備事業助成に1億5600万円、三ツ割の旧清掃工場の煙突解体調査委託費に100万円、街路事業で盛岡駅南大橋線(大沢川原、神子田T)に総額6億円、市動物公園坂道シャトルカー導入に200万円を計上。

  事業費1億円以上は、本宮地区の児童数増加に伴う盛南開発地区内への仮称第2本宮小学校用地確保に約14億円、09年開館予定の旧県立図書館を活用した歴史文化施設建築工事と展示施設設計などに約3億円、IGR好摩駅の周辺整備事業の東西自由通路整備に2億5千万円、盛岡駅東西自由通路整備に2億2千万円がある。

  ほかに旧市中央卸売市場跡地に介護機能を備えた仮称津志田老人福祉センター建設事業へ1億1千万円、旧盛岡競馬場跡地に盛岡北部の健康づくり拠点・地区保健センターの09年度供用へ1億5千万円、11年度供用開始を目指す市火葬場整備事業で新設する取り付け道路築造に1億2千万円、玉山区内の巻堀屯所、盛岡中央消防署玉山出張所建設、消防団への小型動力ポンプ付積載車2台更新に総額2億7千万円なども。

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