■ 〈経済〉IT人材確保を 組込みソフト技術研究会で本県進出企業2社が希望
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第7回組込みソフト技術研究会(県、いわて産業振興センター、県立大学など主催)は7日、盛岡市内のホテルで開かれた。県内IT関連企業の関係者ら約40人が出席。昨年10月、盛岡開発センターを開所したアイシン・コムクルーズ、先月に盛岡市と盛岡事業所の立地調印をした日本インフォメーションの2社が企業紹介を行った。
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第7回組込み技術研究会 |
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アイシン・コムクルーズの上田政博取締役社長は、盛岡への開発センター開所について交通アクセスと優秀な人材が育ちつつあるという2つのメリットを挙げた。愛知県周辺では人材確保が難しいことから東北など「人材のいる場所に仕事を切り出すことが必要」と話す。
一方、車の製造はソフト開発と制御対象メカの開発が同時進行。開発したソフトをすぐに実機で試験できる環境が望ましく「なかなか全国に仕事を切り出すのは難しい」と説明した。
同社ではソフト開発とメカ開発の現場がテレビ打ち合わせを行い、直接打ち合わせに近い形でコミュニケーションを図ったり、実機相手ではなくコンピューター上のモデルを使った試験を行うなどの試みでそれぞれの開発地が離れることによる障害の軽減を図っているという。
各地に仕事を切り出しても、扱う制御システムの専門性やセキュリティーの面から参入の障壁は高く、簡単に全国のソフト会社に仕事を出せる状況にはない。品質意識の温度差を感じないことや共通の価値観があることなど「かなり長時間をかけて熟成された多量の暗黙知がベースになる」という。
これを補う自前の人材確保の面で、近年は全国各地で人材育成の試みが広がっているが、上田社長は「学生の中でソフト開発の人気がないと聞く」と懸念も示した。「もっと魅力的な仕事にする活動をわれわれはしなければならない」と話し、効果的な試みとして仕事を体験してもらうインターンシップ、ETロボコンなど開発の疑似体験を挙げた。
組み込みソフトウエア技術の普及や人材育成、産業集積を促進するため07年度は計7回開催された同研究会。08年度以降も2カ月に1回程度の開催を予定している。
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