「たくさんのふしぎ」という月刊誌があります。1985年に創刊、ここまで通巻277号を数える、科学絵本雑誌です。たくさんの絵本作家、写真家、科学者その他各界のエキスパートが月替わり、毎月1テーマ、小学生を対象に、身近な素材や素朴な疑問、地球規模の謎について、平明に解説をし、時にはお遊びもまじえて究明していきます。世界人口、洞窟探検、雑木林、ナイル川、カレーライス、幽霊、ノラネコ、シャボン玉、おしっこ、盆栽、眠り…、そのテーマはまさに千差万別、縦横無尽。今週のご紹介は、「たくさんのふしぎ」が2001年に200号を刊行した際に編まれた、200の「ふしぎ」のアンソロジー。
スペースの都合で絵や写真をメーンに楽しむという訳にはいきませんが、なぞなぞやクイズ、豆読者には恐らく初体験になるであろうクロスワードパズル、授業中のひそかな愉悦・パラパラマンガの指南など、その内容はバラエティーに富んでいます。そしてメーンにはどっしりと説話風の科学読み物やコラムが林立。ハンディータイプの造本に見合わず、ちょっとした「教養書」として傍らに置きたくなるような、存在感たっぷりの一冊なのです。
【今週の絵本】『ふしぎふしぎ200』ふしぎ新聞社編/著、福音館書店/刊、1260円(税込み)9歳〜(2001年) |