「夢空間」は次世代の寝台列車を模索して1989年に試作された。食堂車、ラウンジカー、A個室寝台の3両からなる。1989年の横浜博で展示され、その後実際に列車に編成されて、臨時列車に使用された。
食堂車は編成の端に連結されるよう、食堂部分は展望車風になっている。ラウンジカーには自動演奏のピアノが置かれ、個室寝台は1両の定員が6人の豪華版。個室内にバス付きでホテル並みの設備だ。
首都圏を夜にたち、盛岡に朝、到着する団体列車にもよく運用された。かつて盛岡〜上野間に運転されていた寝台特急になぞらえて、友人のNさんは「夢空間北星」と呼んでいる。この3月で引退となる。全体的な寝台列車の凋落(ちょうらく)傾向で、ダイヤ改正のたびに寝台列車が廃止されていく。
(佐々木康宏) |