2008年 3月 14日 (金) 

       

■  岩山展望台手すりに南京錠が鈴なり 愛の誓い?

 盛岡市の岩山展望台にある手すりに南京錠が100個以上鈴なりになっている。錠にはカップルの名前が刻み込まれ、解かれることのない永遠の愛を誓う現代の「習わし」という。一種の「都市伝説」として全国の観光地に見られるが、首をかしげる年輩者も。管理に当たる盛岡市当局は「容認も否定もできないが、手すりを傷めたりしてはどうも…」と弱っている。

     
  盛岡を一望する岩山展望台の手すりに取り付けられた南京錠  
 
盛岡を一望する岩山展望台の手すりに取り付けられた南京錠
 
  岩山展望台は盛岡市出身の実業家の鹿島精一を記念した展望台として建設され、1962年に鹿島建設から市に寄贈された。

  岩山から盛岡を一望できる観光地は、カップルの名所でもある。盛岡の夜景や夕陽を見ながら南京錠を取り付ける男女がいるという。大小さまざまの錠にはハートマークや相合い傘のほか、「大好き」「ずっと一緒」などの文字がマジックで書き込まれている。取り付けたあとは鍵を持って行ってしまうため、外しようがない。

  展望台付近で営業している売店の啄木茶屋の芳門茂さんは「あれは何なのかと聞かれることがあって、最初はわたしもよく分からなかった。カップルが記念に掛けていくようで、古い物は10年以上前のものがあるらしい」と話している。

  展望台を訪れた人は「こんなことをして効果があるの」「ほかでもやっているところがあるとか」などと話し、当世の若者気質に頭をひねっていた。

  盛岡市都市整備部公園みどり課の藤原利博課長は「昔の相合い傘の落書きのように、今の若い人たちの思いの表し方なのだろう。容認することも否定することもできないが、こすれて手すりのペンキがはげて傷んではうまくない。あまり奇異に見えるようであれば考えなければならない」と話しており、公共施設らしい分別を求めている。

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