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「夕月」(水彩) |
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雫石町のアトリエ谺舎(こだまや)主宰の画家、中原佳雄さん(68)の絵画展が16日まで、盛岡市本宮4丁目のカフェ・クリンゲン・バウムで開かれている。同会場では3回目。花や自然の風景を描いた新作の水彩と油彩11点を展示している。
「夕月」(水彩)は草原の風景に、今昇ろうとする月を添えた作品。小高い丘から臨む、月が昇って日が沈んでいくイメージ。記憶の底からふとわき上がる、自然の中で遊んだ少年の日の情景。どこにでもある草原の中に、甘い追想を織り交ぜて描き上げた。
「雨のブナ林」は夏の終わりの安比高原が舞台。次第に強くなる雨の中、ぬれながらアクリル絵の具で画用紙に筆を走らせた。その印象を基に、油彩に仕上げた作品だ。ほの暗い林の奥にしみ渡るひそやかな雨音が画面を彩っている。
新しいものを追ったり、奇をてらったものを描くことはないという中原さん。「どこにでもあるものの中にいいものがある。見慣れた景色でも、よく見ると素朴で美しいものがある」と思っている。
中原さんは最終日に閉店まで会場に詰めて、はがきサイズからA4判までの紙に詩画を描いて希望者にプレゼントする。
午前11時から午後9時(ラストオーダーは同8時)まで。月曜定休。同市本宮4丁目20の6、電話番号019−656−5606。
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