■ 〈EU見たまま〜フィンランド編2〉小野吉郎 シベリウスの記念碑
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シベリウスの記念碑(坂下恵氏提供) |
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シベリウスはフィンランドを代表する作曲家で、ヘルシンキの音楽学校の教授でもあった。多くの曲を作曲し、特に8つの交響曲をつくった。
しかし8番目の交響曲は本人が気に入らず、破棄してしまったといわれている。
後半「悲しみのワルツ」という曲名が与えられた。そもそもヨーロッパの多くの国々にはそれぞれ、その国を代表する有名作曲家がいる。
国外で高い評価
特に19世紀後半から20世紀前半にかけて、例えばノルウェーのグリーグ、ポーランドのショパンとパデレフスキー、スペインのファリアら。
作曲家は出身国より、国外でより高く評価され、後世にも語り伝えられている。
特にフィンランドのように、長年ロシアの支配の強かった国では、シベリウスの最初の交響曲「フィンランディア」は大層好評で、国民に愛国心と独立を鼓舞するほど強力な影響を与えた。
そのために当時のロシア官憲に演奏を禁止されるほどだった。今日でもこの曲はシベリウスの代表曲の一つとみなされている。
20世紀を代表する作曲家の一人
シベリウスは有名になると、海外へ演奏旅行へたびたび出掛けて、特にイギリスで大歓迎を受けた。
32歳のとき、年金が支給されるようになったので、教授を辞め、作曲に専心する。20世紀を代表する作曲家の一人として認められる。ベートーベンやワーグナーの後継者といわれるほどだった。
晩年の30年間、沈黙を守り、最後の大作に取り組んでいたようだ。
シベリウス公園の記念碑
首都ヘルシンキの都心のスウェーデン劇場前からバスの24系統で10分。
海岸沿いの公園に、シベリウスがこの世を去って10周年にエイラ・ヒルトゥネンが制作したステンレスパイプのモニュメントと、御影石の台座の上に置かれたシベリウスの肖像のオブジェ。公園の真ん中に置かれている。
この国にはゆったりした広い公園が多い。
ヘルシンキ大聖堂
3千平方メートルの石畳の元老院広場を見下ろすようにそびえ建つ大聖堂。
大きなドームを中心に、対称的な建物。正面はギリシャ神殿のように円柱が6本並んでいる。30年かかって1852年に完成した。
その後4本の小さなドームが大ドームを囲むように追加して建て増しされた。ルーテン派のこの国での本山になっている。
毎年12月6日の独立記念日には、大統領がこの広場で演説する。
広場に面したこの大寺院の大階段で、ヘルシンキっ子たちに混じって観光や買い物に興じたら、どんな気分だろう。
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