2008年 4月 2日 (水)
■ 中核市移行を祝う 盛岡市の谷藤市長が訓示「新県都創造へ全力」
盛岡市役所前で行われた中核市移行式。谷藤市長や達増知事らによって横断幕が除幕された
盛岡市は1日、中核市へ移行した。地方自治法上の制度として県から1850件の事務権限移譲を受け、市民に身近な行政として政令指定都市に準じた「自己決定、自己責任」による施策を展開していく。同日朝、同市内丸の市役所本庁舎で移行式があり、谷藤裕明市長らが横断幕を除幕した。中核市のシンボル施設である同市神明町の市保健所の開所式も行われた。
谷藤裕明市長は移行式で「わが国は未曽有の少子高齢化が到来し、社会経済格差も顕著な状況。住民要望に適切に対応する施策の展開や自己決定、自己責任の原則に基づく自律した行政経営が求められている。より多くの住民サービスが可能になる中核市への移行を果たすべく旧玉山村との合併で要件を満たし、政令公布により本日の移行に至った」と説明。
「移行に伴う事務移譲で財政基盤強化による健全な行財政運営が可能になる。権限、財源を十分に活用し、迅速で効率的な市民に身近な総合的な行政主体として質の高い行政サービスを提供していく。地方分権へも的確に対応し、北東北をリードする要となる拠点都市にふさわしい新県都創造へ全力を注ぐ」と決意を述べた。
来賓の達増知事は祝辞で「中核市移行と事務移譲は県勢発展にも大きく寄与する。県都盛岡には盛岡広域振興圏の活性化、県全体の発展をけん引する役割が期待される。引き続きさらなる権限移譲や都市機能充実で自律性の高い都市形成をし、北東北の中核都市、21世紀の基礎自治体のモデルとして大いなる飛躍を願う」と述べた。
式のあった同日午前8時半、同市内丸の市役所周辺は冷たい強風が吹いた。冬に逆戻りしたような天候の中、谷藤市長と工藤由春市議会議長、来賓の達増知事、渡辺幸貫県議会議長が横断幕を除幕。市職員らが見守る中、「飛躍・挑戦・光あふれる・元気なまち 中核市・盛岡誕生」の文字が現れた。
谷藤市長は式後、報道陣の取材で「保健所は市民の健康保持増進の拠点として、食の安全など市民に直接関係する分野でしっかり安全を確保する。盛岡らしい景観形成なども図っていく。盛岡広域圏としても近隣市町村とともに広域の魅力を総合力で発揮したい」と抱負を語った。
中核市は地方自治法上、要件である人口30万人以上の規模を持つ比較的大きな都市の事務権限を強化し、住民に身近な自治体の事務執行機能を高める制度。盛岡市は全国783ある市のうち政令指定都市17市に次ぐ39市(同日移行した盛岡ほか3市を含む)の1つに名を連ねた。
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