| |
|
|
| |
 |
|
| |
「少年C」(2008年) |
|
盛岡市玉山区の橋場あやさんの個展「油彩’89〜’08『子どもの街』から『少年のあした』へ」が6日まで、同市盛岡駅西通の市民文化ホールで開かれている。30号から100号までの油彩を中心に約20点を展示している。午前10時から午後6時(最終日は同5時)まで。
今展のきっかけとなったのは数年前、岩手町の石神の丘美術館で開いた回顧展。学生時代から近作まで一連の作品を見返したとき、1985年を境に「絵が明るくなった」と気付いた。
同年は長年勤務した公立中学を、定年を待たずに退職し、市内の私立高校に移った年。公立校にはない自由な雰囲気と、生徒や同僚との触れ合いが、自身が本来持っていた「激しく明るい色」を取り戻させたと感じた。自分らしさをつかんでから今年までの20年間の作品を見直してみようと、今展を企画した。
「子どもの街」は2人の子供と5人の孫を育てた実感を表現したシリーズ。「新生児の足は火ばしのように細いが、踏ん張るときに生命のざわめきを感じる」と橋場さん。肌で感じるしかない生々流転する生命力のざわめき、華やぎを鮮やかな色彩で表している。
橋場さんにとっての「少年」は高校生。教師になりたてのころは少年に「取り付く島もない生硬(せいこう)さ」を見ていた。だが、実際に高校で教べんを執るようになるとイメージは一新。「初々しく豊かで柔軟性がある」と感じるようになった。
今年の春から、5番目の孫も高校生。それをきっかけに「これからは高校生と付き合っていきたい」という。それが「少年のあした」というタイトルにつながっている。
橋場さんは同展と並行して「油彩小品展」を6日まで、盛岡市菜園2丁目のギャラリーラヴィでも開いている。午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。
|