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ザゼンソウの中の熱を確かめる |
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雫石町丸谷地の小岩井農場まきば園で6日、いち早く春の到来を告げる花、ザゼンソウの観察会が行われた。例年、雪を解かして現れるザゼンソウも、暖かな今年ばかりは雪のない湿地に姿を見せた。付近ではミズバショウが咲き始め、今年、最後の観察会となった。市民約40人が参加した。
ザゼンソウは同園東側の立ち入り禁止区域に自生する。長靴をはいた参加者はアカマツやカラマツの林道を抜け、ザゼンソウのある猫石沢、巡り沢に至った。薄暗い林の中では光沢ある赤紫色のザゼンソウが頭を出し、参加者は「こんなに近づいて見られるなんて、すごい」と歓声を上げながら観察していた。
ザゼンソウ(座禅草)は僧侶が座禅を組む姿に見立てて名付けられたといわれ、葉が変化した赤紫の仏炎苞(ぶつえんほう)が仏像の光背に似ている。おしべが集まる中心の花序(かじょ)は発熱することで知られ、寒中でも約20度の熱を出し、雪を解かして姿を現す。
盛岡市の中野航太君(9つ)と妹の結さん(6つ)も張り切って観察会に参加。ザゼンソウが熱を発すると知ると早速、中心に手を入れて確かめていた。航太君は「初めて見たけど、思っていたより小さかった。自然観察が好きだから観察会を楽しみにしていた」と話し、結さんは「中が暖かかったような気がした。すごい」と喜んでいた。
同園では次回11日、12日、13日はミズバショウの観察会を行う。その後もサクラソウ、エビネ、モリアオガエル、ホタルの観察会が7月中旬まで企画されている。問い合わせは同園(電話692−4321)まで。 |