2008年 4月 8日 (火) 

       

■  道路財源確保へ緊急声明 県内地方6団体

     
  緊急声明を出す谷藤裕明県市長会長(右から2人目)ら  
 
緊急声明を出す谷藤裕明県市長会長(右から2人目)ら
 
  県や県市長会(会長・谷藤裕明盛岡市長)、県町村会(会長・稲葉暉一戸町長)など県内地方6団体は7日、08年度の道路予算の確保に関する緊急声明を出した。道路特定財源など税制制度が未決着なため今年度の行政運営に支障をきたしているとし、早期の支障解消と歳入欠陥に対する必要な措置を国に求める内容。政府、与野党を問わず国会、国全体に対して訴えている。

 6団体はこのほか、県議会、県市議会議長会、県町村議会議長会。盛岡市の県自治会館での会見には、谷藤、稲葉両会長と工藤由春県市議会議長会長(盛岡市議会議長)、吉田秀一県町村議会議長会副会長(矢巾町議会議長)、菊池秀一県総合政策部長が出席した。

  代表して谷藤会長が声明を読み上げた。「政府及び与野党は『地方に迷惑をかけない』と明言しており、その具体化と早期実現が望まれる。政府及び国会の責任に置いて今回の地方の予算執行や行政運営上の支障を早期に解消し、歳入欠陥に対して必要な措置を講ずるよう強く要望する」としている。

  今回の声明については、4日の県市長会議で今年度の税制が決まっていないこと、道路特定財源の暫定税率が1日から失効となったことなどに対し、早期解決と地方への財源確保に対するアピールに出ることで一致したのが直接のきっかけ。

  「既に各団体に動きはあったが、6団体はまとまってずっとやってきたので、今回も早期解決していくために力を合わせていこう」(谷藤会長)と各団体に連名による声明を呼びかけた。

  暫定税率の復活など具体的な方法は言及せず、早期に国を含め地方自治体が既決の08年度予算案に基づいて行政運営できる措置を求めることに絞って要望している。

  谷藤会長は「住民の要望では地域に入っていくと道路整備は大きい。ガソリンが安くなるのに越したことはないが、それに伴う財源が地方自治体に生み出されてこないと住民の期待に応えていけないことになる。財源をきちんと確保するという強い決意でこれからも要望活動していくことを県民の皆さんにも十分理解をいただきたい」と話している。

  稲葉会長は「道路整備が遅れたりできなくなると、住民の期待を裏切ることになる。一戸町では国道4号小鳥谷バイパスがやっと開通した。20年かけてやっとで、道路特定財源が余っているというのは、わが町にとってどこの国の話かと思ってしまう」と皮肉まじりに語った。

  欠席した達増知事は同日の定例会見で「県内各市町村、首長、議会も不安を持ち困難に直面しているということは事実としてある。そういう状態を是正することを国に求めていくことについては県としても一緒に訴えてしかるべき」と意義を述べた。

  6団体は9日、県選出国会議員、総務省に要望行動を展開する。

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