2008年 4月 10日 (木) 

       

■  〈風まかせ〜鉄道さんぽ〉260 佐々木康宏 特急スーパー宗谷

     
   
     
  特急「スーパー宗谷」は日本最北の駅、稚内を目指す気動車特急。札幌、稚内間396.2キロを2往復運転している。旭川(新旭川)から分岐し宗谷本線に入る。以前途中で分岐していた各線は廃止となり、稚内まで最北へ向かう一本道だ。車両は261系特急型気動車が使用される。この形式は車体傾斜機能を持っているのが特徴。台車に付いている空気ばねの高さを調整し、1、2度車体を傾け、曲線区間の遠心力をうち消すことにより、曲線通過速度を向上させた。

  振り子式車両のような5、6度の大きな傾斜角度はとれないものの、振り子式にくらべ台車構造が簡単になる。振り子式は台車にコロ装置が付く分、構造が複雑になる。車両の製造コストも違ってくる。

  高速運転のための軌道強化と車両製作費の投資効果のバランスを考え、振り子式より安く高速化するための選択だ。もちろん振り子式の方が曲線通過速度を高くとれる。

(佐々木康宏)

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