2008年 4月 10日 (木) 

       

■  〈北Gのライブトーク〉31 ギャラの話(下)

 ギャラは、あらかじめの取決めで支払われるものだから、客の入りやその採算性に責任がない。客が1人もこなくてもギャラは支払われる。それに対して、客の入りそのものがギャラに直結するのが「チャージバック」である。

  ライブハウス等でとられているシステムだが、これは小屋主とミュージシャン双方がリスク(あるいは利益)を負担しあうものだ。ミュージシャンは、チャージ分を取り、小屋主は飲食分を取るわけだ。

  これはある意味、とても公平なシステムだ。そのミュージシャンの実力(人気)が、そのまま客の動員数すなわち自分の取り分(ギャラ)に直結する。客が30人で、チャージが3千円ならば9万円ということになる。当然のことながら、ミュージシャンがソロならば、総取りであり、バンドなら分配となる。ギャラのことだけを考えれば、人数が少ないにこしたことはないわけだ。

  これを主な収入源とすると、なかなか厳しいものがある。まずその小屋ないし店の確保が必要だ。自分の居住エリアだけだと限りがある。こうして遠方へとエリアがのびてゆくが、アゴ・アシ代(交通・宿泊代)は、ミュージシャン負担である。足代を浮かすために、ツアーを組む。かくしてミュージシャンは旅から旅への毎日となる。

  3回にわたってのギャラの話だが、他の職業同様、一部の大成功者とその他大勢の図式は変わらない。その他大勢の部類に入るミュージシャンの収入は、なかなか厳しいものだと感じるが、いかがなものだろう。

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