2008年 4月 10日 (木)
■ 「家々それは違います」 飯坂真紀さんが絵画展
盛岡市の飯坂真紀さん(53)の絵画展「家々それは違います」が19日まで、同市紺屋町の自家焙煎(ばいせん)コーヒー屋クラムボンで開かれている。アクリルガッシュや水彩色鉛筆などで描いた絵画作品9点を展示している。
「こわれる」(アクリルガッシュ、水彩色鉛筆、2008年)
個展は2002年以来だが、絵画展は約15年ぶり。絵画を再開したのは昨年、知り合いが自費出版した童話集の挿画を依頼されたことがきっかけ。久しぶりに絵画の楽しさを感じたことが、今展につながった。
建物を描いた作品が多いが、モチーフは有名な建築物ではない。県内の建物を中心に「何気ないが、よく見れば面白い」というものを選択している。
その基準の第一は色。「黄色い家」(アクリルガッシュ、水彩色鉛筆、08年)では黄色の壁面に紫がかった赤の屋根、グレーのフレームという組み合わせが面白いと思った。「芳賀建設」(同)では建設会社の建物ならではの、持っている資材を張り合わせたような色合いの美しさに引かれた。
「独立している寂しそうな建物」もポイントの一つ。「こわれる」(同)は解体されつつある蔵がモチーフ。白い壁面の前に組まれた鉄骨のフレームは自分の好きな緑色で塗った。
人が実際に住み、使っている間は、その建物を取り巻く雰囲気がある。人がいなくなってしまうと物だけの存在になるが「わたしはまだここにいるよ」というオーラがあると思うという。
一般的に好まれる建物ではなく「自分が見つけた、これというものを描きたい」と飯坂さん。自身の琴線に触れた建物とじっくりと対話しながら作品化している。
午前10時から午後8時(最終日は同7時)まで。日曜定休。
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