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小田晴世さん |
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雫石町の小田晴世さん(61)の個展「自然布・革小物・バッグ展」が5月5日まで、盛岡市菜園1丁目のNPO法人ライフデザイン花巻(佐藤さよ子理事長)の「木っこでこせる2号店」で開かれている。コウゾやヤマブドウなどの自然素材から取り出した繊維を横糸に、絹や麻を縦糸に使って織ったタペストリーなど約50点を展示している。
感触や香りに引かれて、自然素材を織りに取り入れ始めたのは約20年前から。ほとんどの素材について、採取から繊維の抽出までを自分の手で行う。よって糸にせず、そのまま織り込むのは、繊維の間から光がこぼれ落ちるように。織り上げたタペストリーを光が透ける場所に置くと「繊維の素材や風の形が見える」と気に入っている。
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自然素材で織り上げた作品 |
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小田さんは高知県出身だが、幼いころから宮沢賢治や高村光太郎の作品に親しみ、東北地方にあこがれを持っていたという。賢治の精神性に引かれ、その詩に登場した「菩提樹皮(まだかわ)」(シナノキ)も自作の織りに使用している。
今年、新たに素材に加えたいと思っているのはクズ。繊維にする工程でのタイミングを計るのが難しいため、毎年失敗。だが「雲母のようにきらきら光る繊維」を完成させて、タペストリーに織り上げたいと思っている。
このほか、手紡ぎ毛糸や草木染めの麻や絹糸を、サクラやカエデの細枝に巻いたものや、竹のざるやかごに明治や大正時代の和紙を張り、柿渋を塗って仕上げた「一閑張り」なども展示している。
小田さんは多摩美術大学卒業。夫の古里の雫石町に住み始めたのは1980年から。高校の美術講師などを経て、98年から同町歴史民俗資料館に勤務している。
午前11時から午後5時半まで。火曜定休。同市菜園1丁目6の18、電話番号019−624−9192。
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