2008年 4月 16日 (水) 

       

■  教員免許なくても先生に 県教委が実績評価の新採用制度

 県教委は15日、09年度県公立学校教員採用候補者選考試験の要項を発表した。スポーツや芸術分野、民間企業などで優れた実績がある人を対象にした「スポーツ・芸術・社会人特別選考試験」は、教員免許がなくても受験可能となり、広く優秀な人材を募る。

  同試験は96年からスポーツ分野、98年から芸術分野、02年から社会人を対象に導入。この採用枠で44人(スポーツ36人、芸術4人、社会人4人)が採用され、活躍している。08年度採用までは教員免許取得者に限られていた。

  09年度は中学校、高校の教諭として若干名採用する予定。6月上旬に書類選考、同中旬に口頭試問を含む面接、適性検査を実施。7月中旬に結果を通知する。

  受験資格は▽スポーツの分野で国際大会出場、全国大会3位以内(高校以降)の入賞などの実績がある人、またはその指導者▽音楽、美術、書道などの分野で国際的、全国規模のコンクール、展覧会などで上位入賞するなどの実績がある人、またはその指導者▽民間企業などの従事者(教育の事業を除く)で08年4月1日現在、同一企業などで5年以上の勤務実績があり、教科・科目に関する高度な専門的知識、技能がある人−。

  県教委は教員免許を持たない人でも各方面で豊かな経験を有し、教育に貢献できる人材は多いとし、「より広く有為な人材を採用したい」と説明した。

  一方、一般の選考試験は1次試験(筆答試験、実技試験)を7月24日、25日に盛岡市内で実施し、2次試験(面接、適性試験)は9月上旬から中旬に予定している。

  採用予定数は今年度並みか、それをやや下回る見通しで小学校、中学校60人程度、高校・特別支援学校60人程度、養護教諭・若干名、栄養教諭・若干名。栄養職員は、これまで栄養職員からの任命替えが行われてきたが、食育を重視する観点から新採用にも位置付けた。

  障がい者特別選考試験は全校種で若干名の募集。身体障害者手帳の交付を受けていて、障害の程度が1級から6級までの人。自力で通勤ができ、介護者なしに教員の職務遂行が可能な人。試験は一般選考と同じ日程。08年度は、この選考枠で4人が採用された。

  本県の08年度の受験倍率は小学校16・2倍、中学校15・0倍、高校15・3倍、特別支援学校4・5倍、養護教諭42・0倍。

  教員採用試験の志願書類は15日から県庁、県内各教育事務所、県外の岩手県事務所で直接、配布している。願書受付期間は5月7日から同23日(消印有効)まで。

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