2008年 5月2日 (金) 

       

■  盛岡市新事業創出支援センターMテックの開所を祝う

     
  盛岡市向中野地内にできた市新事業創出支援センターの開所式(写真左手前がセンターハウス、右奥が貸し工場50坪タイプ)  
 
盛岡市向中野地内にできた市新事業創出支援センターの開所式(写真左手前がセンターハウス、右奥が貸し工場50坪タイプ)
 
  盛岡市新事業創出支援センター「M−tec(エム・テック)」の開所式は1日、盛南開発地域にある産業等用地「サイエンスゆいとぴあ」内の現地で行われた。貸し工場群の入居企業に対し、大学や周辺の研究機関などと新技術や新製品の開発、経営などを支援。実用化から市販の前段階まで協力していく。盛岡広域圏の工業振興に弾みをつける施設が完成した。

 同センターは、県工業技術センター北側にあるサイエンスゆいとぴあ4・5ヘクタール一角の敷地面積約6千平方メートルに市が整備。貸し工場は規模別に3タイプあり、それぞれ30坪(2棟)、50坪(3棟)、100坪(2棟)で計7事業者が入居可能だ。

  会議室などを備えたセンターハウス215平方メートルもある。総事業費は約2・9億円で、建物は3月に完成した。いわてNPOセンター(高井昭平理事長)が指定管理者として管理運営する。

  インキュベーションマネージャーを配置し、隣接する工業技術センターなどの公的試験研究機関や大学と協力のうえ研究開発、共同開発を支援する。いわて産業振興センターと経営に対するアドバイスを行い、販路拡大への支援も行う。

  市が2月に入居希望を公募したところ、5社が応募。入居の許可基準などから審査し、4社を選定。うち2社が自己都合で辞退し、開所時は同市内のソフトウエア開発業など2社でスタート。同市内と近郊から3社が応募申請中。選定されれば入居は今月中に計5社となる。

  企業は市から建物を賃借し、5年間(延長で最長7年間)入居が可能。貸し工場は1年を通じて休館がなく、24時間稼働する(センターハウスは別)。卒業後は許可基準にある通り、市内に拠点を置き、工場などの展開を図ることになる。

  開所式では谷藤裕明市長、工藤由春議長、望月正彦盛岡地方振興局長、経済産業省東北経済産業局と入居企業の各代表が施設前でテープカット。市や企業立地促進法上の支援対象地域として同じく協議会を構成する盛岡広域市町村、県、大学、研究機関から約100人が参加した。

  谷藤市長は式辞で「センターハウスを活用し、大学や研究機関との共同開発に取り組むなど、当市の産業振興の核となる。連携を通じ、盛岡広域、ひいては県内地域振興のため頑張っていきたい」などと述べた。

  盛岡市は、工業振興の強化、県外に流出していた若い人材の確保を目指し、ITなど研究開発型企業の誘致、地場企業育成を展開。

  M−tecは同市開運橋通の市産業支援センター、昨年夏に岩手大構内で開所した市産学官連携研究センター「コラボMIU」に続く第3弾の拠点施設に位置づけられる。

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