2008年 5月3日 (土) 

       

■  森のパン屋に農園のパン屋 雫石町は個性派ぞろいでGW営業中

 観光地として多くの人が訪れる雫石町には豊かな自然とともに多くのパン屋さんがある。南部小麦100%、天然酵母、町産材料などそれぞれにこだわりを持って焼いたパンは実に個性的。ゴールデンウイーク後半は美しい新緑を見ながら町内をドライブするもよし、自転車でサイクリングもよし。昼食に、おやつに自分のお気に入りのパン屋さんを雫石で探してみては。

     
  菓子パンを中心に30種が並ぶ「Neige」  
 
菓子パンを中心に30種が並ぶ「Neige」
 
  ■多彩なおやつパン
  菓子パンを中心に子供からお年寄りまで好まれるパン約30種類が店頭に並ぶのはパン工房「Neige(ネージュ)」(同町上野新里、電話692−2381)。2000年の開店以来、試行錯誤を繰り返したどり着いたのが「主食というよりもおやつに食べてもらえるパン」。クリームやアズキなどパンの中に入る材料は、市販のものをそのまま使わず一手間加える。

  季節限定のメニューもあり、今の時期は桜あんぱんがお薦め。チーズを使ったパンが多いのも特徴。店舗のほか、道の駅雫石あねっこでも販売している。営業時間は午前8時から午後5時まで。4日は道の駅のみの販売。

     
  2種のスパイスを使用したカレーパンが売りの「プラス1」  
 
2種のスパイスを使用したカレーパンが売りの「プラス1」
 
  ■やみつきになるカレーパン

  ペンション経営からパン屋へ転身した店主が焼くパンが人気の「プラス1」(同町長山早坂、電話090−7560−3100)。南部小麦100%にこだわり、水は岩手高原の地下水を使用。大人のげんこつより大きなカレーパンが最高。カレーは12種類のスパイスを組み合わせ、少し辛目だが生地の甘さとのバランスが絶妙でやみつきになる。

  店主の遠藤雅男さん(57)が気さくに話しかけてくれる雰囲気もいい。息子の翔太さん(20)が作ったレアチーズケーキも店頭に並ぶ。添加物を使わずにおいしいものをと作ったパンはサツマイモや豆などすべて素材の味が生きている。営業時間は午前10時30分から午後5時まで(売り切れ次第閉店)。連休は休みなく営業する。

■素材にこだわった森のパン屋

  森の中にひっそりと店を構える森のパン屋「tuk−tuk」(同町長山林ノ沢、電話693−1385)は、藤澤博子店長が実家の畑だった場所で、原材料から自分で作ってやれたらと2000年に開店。すべてを手作りで賄うのは難しく、2年目からはレーズン酵母と県産南部小麦を使ったパン作りにシフト。材料へのこだわりは食べてもらってこそ分かる。

  焼きたてもおいしいが2、3日置くことで粉と酵母のうまみが引き立つ。カレンズとクルミのパンはしっとり感が増し、かむほどに味わいが出る。この時期お薦めは盛岡市の農家から仕入れた完熟イチゴを使ったジャムパン。予約しての来店も可能。営業時間は午前11時から午後6時(売り切れ次第閉店)。連休後半は休みなしで営業予定。

     
  お母さんたちの愛情たっぷりの雫石創作農園のパン  
 
お母さんたちの愛情たっぷりの雫石創作農園のパン
 
  ■笑顔が隠し味の農園パン

  農家のお母さんたちがじっくりと時間をかけ作ったパンが味わえるのが雫石創作農園(同町南畑、695−2197)。遊休地を活用し栽培した小麦や大豆を使用したパン。緑に囲まれた工房の中で、お母さんたちが知恵を出し合いながら和気あいあいと作業している。

  町産の黒千石大豆で作った珍しい黒豆あん入りあんパン(189円)。自家栽培のニンジンやジャガイモなどの野菜を使った野菜入りパン(189円)。大量生産はできないが野菜のうまさを知る農家だからこそ出せる味わい深い農園のパンばかり。道の駅でも購入可。営業時間は午前11時から午後1時。連休中は6日以外は営業。

     
  宿泊客に人気の休暇村岩手網張温泉のパン  
 
宿泊客に人気の休暇村岩手網張温泉のパン
 
  ■宿泊客に人気のホテルのパン

  ホテルの朝夕食に出るパンを買うことができるのが休暇村岩手網張温泉(同町網張温泉、電話693−2211)。北田美恵子さん、佐々木香美さんの2人のパン職人が作るパンは水を使わず周辺の酪農家から仕入れた牛乳だけを使用。味が濃く、モチモチとした弾力が宿泊客に人気。

  一番人気の食パンはトーストにしてもいいが、そのまま食べてもおいしい。並べると同時に売り切れてしまうが、喫茶スペースでもコーヒーとセットで食べられる。甘さ控えめの手作りクリームが入ったクリームパン、クルミパンなど6種類ほどを販売。パンが焼き上がるのは午前9時20分前後。

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