2008年 5月5日 (月)
■ 〈昭和30年代〜ぼくの東京〉藤田祐二郎 「南京虫は敵だ」
映画「太陽の無い街」の舞台だった街は、大手出版社、裁断屋、製本屋、紙くず屋と紙の街だった。だから南京虫が大発生して、夏の夜は寝る前に対策が必要で粉薬を布団の回りに吹き付け、畳の縁にもタップリ吹込んだ。それでも3、4カ所はかまれた。見ると赤い点が二つ並んであり、そのかゆさは猛烈。跡が赤く腫れて目立っていた。
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