2008年 5月8日 (木) 

       

■  岩山の花まつり 咲き誇る山野草

     
  入り口の啄木詩の道を案内する小川正子さん  
 
入り口の啄木詩の道を案内する小川正子さん
 
  連日の初夏のような陽気に盛岡市新庄の岩山も山野草が一気に花を咲かせた。

  案内してもらったのは周辺を散歩コースにする盛岡市東桜山の小川正子さん(62)。四季折々の岩山を知る。「花芽が出る今の時期がとてもいい」という。散歩がてらにワラビを取る楽しみもある。

  盛岡市新庄浄水場から岩山に向け坂道を上り、岩山漆芸美術館を過ぎるとヤエザクラの並木道が右手に現れる。満開の季節を迎えているが南向きに花をつけているので、道路を走る車からでは眺めにくい。さらに市内にも数本しかないというウコンザクラも7本ある。

     
  満開のウコンザクラ  
 
満開のウコンザクラ
 
  「キザクラ」とも呼ばれるウコンザクラの咲き始めは淡い黄緑色だが散り際には中心がピンクに色づく。

  小川さんは「こんな素敵なところがあるのに車を降りて歩かなければ気づかない」と車では見つけることのできない自然の楽しさを教える。

  岩山展望台の北側に位置にある「啄木詩の道」を下ると岩がごつごつと現れる。この周辺には春の花シュンランやフデリンドウ、ホタルカズラ、ミヤマアズマギクなどが見ごろを迎えている。シュンランはもうじき終わり。鮮やかな水色のホタルカズラや小さくて探すのが大変なフデリンドウはこれからが見ごろ。

     
  アケボノスミレ  
 
アケボノスミレ
 
  南に伸びる「岩山登山路」などを歩く。形が船の錨(いかり)に似ていることから名づけられたイカリソウや、赤紫のかれんな花が楽しめるアケボノスミレがあった。ヒトリシズカやチゴユリは群をなして咲き誇り、木陰にはエンレイソウ、ツクバネソウなどが咲く。

  小川さんは「多くの人にこんな身近な里山にも多くの山野草があると知ってほしい」と紹介するが、ここ数年、多くなった盗掘を心配している。2年前にはシュンランなど珍しい山野草100株以上が盗掘の被害にあった。現在、ボランティアなど多くの人たちが岩山公園の山野草や植生を守ろうと努力している。

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