2008年 5月8日 (木) 

       

■  〈北Gのライブトーク〉35 北島貞紀 得意なキー、苦手なキー

 ジャズ屋対ロック屋の第2弾である。ジャズの譜面は、圧倒的に♭(フラット)キーが多い。おそらく、F(♭が1つ)、B♭(♭が2つ)、E♭(♭が3つ)のキーで、曲の8割がたができているのではないだろうか。そのせいか、ジャズ屋は、♭キーの譜面にはめっぽう強い。

  ♭キーとはどういうことかというと、♭の付いた音が半音下がる、ピアノでいうと黒鍵になる。白鍵よりも黒鍵の方が弾きにくいので、黒鍵が少ない方が楽であるには違いないが、フラットがいくつ付いてもさほど抵抗がない(最大で6つ)。

  一方、♯(シャープ)キーはというと、今度は♯の付いた音が半音上がる。理屈でいえば、同じようなものだが、♯が3つ以上付くと、とてもやりにくく感じる。

  ♯が3つ付くキーというと、Aである。このAのキーは、ロックで最も使われるキーなのである。「ブルースをやろうぜ」というと、必ずAのキーなのだ。(ジャズでは、Fが多い)

  Aに次いで多いキーは、E(♯が4つ)、そしてD(♯が2つ)といったところか。

  何故ロック屋は、♯キーが好きなのか。あくまで僕の勝手な推察だが、メーン楽器がギターであることに依ると思われる。

  ギターの開放弦は、上からE、B、G、D、A、Eである。すべて♯系の音である。これは、どうしたって♯系に行かざるをえないよね。

  (屁理屈をこねれば、開放弦を半音上げることは可能だが、下げることは不可能である)

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