2008年 5月13日 (火)
■ 旧競馬場跡地の保健福祉ゾーンへ第1号 複合福祉施設が完成
旧競馬場跡地利用計画の第1弾で開所したケアガーデン高松公園(写真奥。同手前に市直営の地区保健センターが整備される)
盛岡市の旧盛岡競馬場跡地利用計画の第1弾となる保健福祉ゾーン1・7ヘクタール内の複合福祉施設「ケアガーデン高松公園」が12日、同市上田字毛無森に開所した。施設を設置、運営する社会福祉法人麗沢会(中舘眞一理事長)主催の開所式が同日、行われた。隣接地には市直営の北部地区保健センターが来春開所を目指し、8月にも着工する予定。同跡地活用では全体17ヘクタールのうち今後詳細を決定するゾーンもあり、段階的な整備が進められる。
同計画は、新競馬場オーロパークが96年、同市新庄八木田地区へ完成、移転したのに伴い、市が跡地21ヘクタールのうち市街化調整区域約17ヘクタールを対象に策定。今回の保健福祉ゾーンのほか、隣接する高松の池側の公園ゾーン5・9ヘクタール、保健福祉ゾーン東側の環境ゾーン2ヘクタール、北側の自由広場ゾーン5・2ヘクタールなどに区分している。
このうち県有地7・1ヘクタールを盛南開発地区の市有地2・2ヘクタールと等価交換する合意ができており、今後交換を実施する予定。ゾーンによっては「自由広場など具体的な整備内容をこれから決めるところもある」(市市長公室企画調整課)ため、財政事情を踏まえ、段階的な整備や土地取得が進められる。
ケアガーデンは、南北に長い利用計画地の中央に位置。延べ床面積3644平方メートルの鉄骨造り2階建ての建物。土地は市から無償貸与を受け、建物工事など総事業費が6億8151万円(うち県補助1億8382万円)。
事業内容は、特定入所者生活介護指定を受けた軽費老人ホームのケアハウス(定員60人)と通所介護のデイケアセンター(1日利用定員20人)など。ケアハウスは既に入居率9割以上を達成し、13日から入居が始まる。デイケアは早ければ今月末にもサービスを開始予定。職員は45人体制。
開所式には、谷藤裕明市長や柳村典秀滝沢村長、協力医療機関や施工業者、施設職員ら約100人が出席。神事のあと、中舘理事長や谷藤市長らが玄関でテープカットをした。
中舘理事長は式辞で「新しいタイプのケアハウスは全室個室のユニットタイプでゆとりある居住空間を整え、自立支援と介護サービス両面を重視した。併設する地域交流スペースは介護予防事業を積極的に進めながら、地域住民の世代間交流の各種行事、防災支援に開放する。高齢者支援事業の包括的支援の拠点機能を担っていきたい」と決意を述べた。
谷藤市長は祝辞で「旧競馬場跡地整備事業で最優先に基盤整備を進めてきた保健福祉ゾーンで、地域に開かれた介護、福祉拠点として開所される。高齢者が安心して暮らせる環境が新たに提供されることは心強く、大いに期待したい」と述べた。
市直営の地区保健センターは、健康相談や健診、予防接種、介護予防などの各種事業を担う。既に都南、飯岡などで同種の施設が整備されている。
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