県旅館ホテル生活衛生同業組合(澤田克司理事長)は25日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で緊急3役会を開き、岩手・宮城内陸地震による風評被害対策を協議した。加盟するホテルや旅館350施設の報告によると、震災発生から23日までに2万361人のキャンセルがあった。組合として県に風評被害対策を要望することを決めた。
3役会には役員7人が出席。会議終了後、澤田理事長は「風評被害をどうするか、県に要望書を作って持っていく。7、8、9月のJRを中心にしたキャンペーンとは別枠でキャンペーンを張りたい」と話し、県内は平常通り営業していることを全国に発信する。
風評被害については「全県的に来ている。沿岸の方でも数は少ないがキャンセルがある。県内の旅館ホテルで2万1千人くらいになるのでは。それだけ予定されていた売り上げが減るのだから大変なことだ。今は電話が来てもほとんどキャンセルだ」と全県にわたる深刻な影響を明かした。
県南の被災地について「まだ助け出されない人もいるので、地元の復興に向けてどの時点でやったらいいか、タイミングが難しい」と話した。花巻市の温泉では一関市や奥州市の被災者にくつろぎを提供する措置を検討しているという。
県に対する要望は融資や税制の減免、安全上のインフラ整備などの内容で、26日に達増知事と県商工労働観光部に提出する予定。 |