2009年 1月 1日 (木) 

       

■ 〈お父さん絵本です〉239 岩橋淳 いろはのかるた奉行

     
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  あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

  最近ではカルタにもいろいろなバリエーションがあって、お正月独自の遊びというよりは、「教材」的側面の強いものになっているようです。…うーん、やっぱり、カルタと言えばお正月、そしていろはカルタでしょう。え? もともとはポルトガル語だって? …この際、それはおいといて。だって、あの長谷川さんが作ろうっていうんですから。

  江戸いろはかるたを研究し、「新しいかるたを作っておるのじゃ」と登場の「いろはのかるた奉行」。でも、奉行って、大岡さまや金さんみたいな名奉行だけじゃなく、「鍋奉行」みたいなワガママキママな手合いもいるんだよねぇ。「いぬもあるけばぼうにあたる」改メ「いぬもあつけりゃぼうっとする」、「かせぐにおいつくびんぼうなし」改メ「かじきにおいつくまんぼうなし」…以下「つきみうどんにたまごぬく」「くさいあしにふらっ」「やきにくがまんでぜにためる」「ゆだんかいてき」「ぴんぽんひまなし」「せにぱはかえられぬ」…。

  珍釈、こじつけ、語呂あわせ。これが「世のため」なのかどうかは分かりませんが、もっともらしい解(怪)説を付して、脱力・長谷川ワールド、よくぞよくぞの四十八首です。

  【今週の絵本】『いろはのかるた奉行』長谷川義史/作・絵、講談社/刊、1890円(税込み)7歳〜(2005年)

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